今日は少し変わった視点から、「約束を守らない彼氏」というテーマについてお話ししたいと思います。
「また約束を破られた…」「何度言っても変わらない…」そんな思いを抱えている方も多いのではないでしょうか?一般的には「約束を守らない男性は問題がある」「厳しく対応すべき」という意見が主流です。でも今日は、あえてその常識に逆らう視点から考えてみましょう。
実は、約束を守らない状況を適切に受け止めることで、より深い関係性を築けることがあるのです。私がカウンセリングで見てきた数々の成功例から、新しいアプローチをご紹介します。
1. 「完璧を求めない」という考え方
多くの女性が彼氏に求めるのは「言った通りにしてほしい」「約束は必ず守ってほしい」という完璧な対応です。しかし、この期待自体が関係を窮屈にしている可能性があります。
真由美さん(32歳)は以前、彼氏の剛志さんが約束を守らないことでいつも喧嘩になっていました。「映画を一緒に観る約束をしていたのに、友達と飲みに行ってしまった」「誕生日プレゼントを買うと言ったのに忘れていた」など、様々なケースで傷ついていたそうです。
ある日、真由美さんは発想を転換しました。「完璧な彼氏を求めるより、不完全でも愛せる自分になろう」と。そして、約束を破られた時に「どうしてまた!」と責めるのではなく、「大丈夫、次は覚えていてくれるといいな」と穏やかに伝えるようにしたのです。
すると不思議なことに、剛志さんの態度が変わり始めました。「怒られないから、むしろ申し訳ない」と自発的に約束を守るようになったのです。プレッシャーから解放されたことで、彼の中に自然と責任感が芽生えたのでした。
「相手を変えようとするより、自分の受け止め方を変えたら、関係が一変しました」と真由美さんは言います。
2. なぜ効果的なのか?
このアプローチが効果的な理由はいくつかあります:
プレッシャーの軽減: 多くの男性は、「〜しなければならない」というプレッシャーに反発する心理があります。約束を守ることが「義務」ではなく「自分の意思」になると、むしろ積極的に行動するようになるのです。
心理的安全性: 失敗しても受け入れてもらえる関係は、心理的安全性を生み出します。これは信頼関係の土台となり、相手が自然と成長できる環境を作ります。
本質的な変化: 叱責や脅しで行動を変えさせようとすると、表面的な変化しか起きません。しかし、理解と受容の姿勢は相手の内面から変化を促します。
清水さん(28歳)の例は特に印象的です。彼女は彼氏の大輔さんが約束の時間に遅れることにいつもイライラしていました。でも、ある時から「彼は時間にルーズだけど、私を大切にしてくれる」と捉え方を変えてみたのです。
「約束の時間に彼が来ないとき、以前なら怒りの電話をしていました。でも今は『大丈夫?何かあった?』と心配する電話に変えました。すると彼は『心配させてごめん』と言うようになり、徐々に遅刻も減っていきました。」
清水さんは続けます。「私が彼の『欠点』を受け入れたことで、彼も自分の問題点に向き合うようになったんです。今では約束を守れないときは必ず事前に連絡をくれます。関係性が深まったと感じます。」
3. 具体的な成功例
山田夫妻の例も参考になります。結婚5年目の彼らは、夫の忠雄さんが家事の約束を守らないことで危機を迎えていました。
「ゴミ出しするって約束しても忘れる、食器洗いを担当する日なのに放置する…毎日がストレスでした」と妻の恵さんは振り返ります。
カウンセリングで私が提案したのは「彼の価値観を理解する」ということでした。忠雄さんに話を聞くと、「仕事のストレスで帰宅すると何も考えたくなくなる」「家事より恵さんとの時間を大切にしたい」という本音が見えてきました。
そこで恵さんは、家事の約束を厳しく求めるのではなく「今日は疲れてる?」と彼の状態を確認し、「食器洗いは明日でもいいよ、今日は一緒にリラックスしよう」と伝えるようになりました。
すると驚くべきことに、忠雄さんは「妻が自分を理解してくれている」と感じ、逆に自発的に家事をするようになったのです。「休ませてもらったから、その分頑張りたい」という気持ちが生まれたそうです。
現在の山田夫妻は、お互いの状態に合わせて柔軟に家事を分担し、以前よりも夫婦関係が円満になりました。
4. このアプローチの限界と注意点
もちろん、このアプローチにも限界があります。以下のケースでは別の対応が必要かもしれません:
- 相手が意図的にあなたを傷つけている場合
- 約束違反が健康や安全に関わる重大な問題の場合
- 一方的に受け入れるだけで関係が不均衡になっている場合
鈴木さん(25歳)の例は教訓的です。彼女は彼氏の浮気の約束を何度も破られていましたが、「彼を変えられる」と思い受け入れ続けました。しかし状況は改善せず、精神的に追い詰められてしまいました。
「相手を受け入れることと、自分を大切にすることのバランスが重要だと学びました」と鈴木さんは言います。
5. 実践のためのステップ
このアプローチを試してみたい方のために、具体的なステップをご紹介します:
-
約束の優先順位を決める: すべての約束に同じ重みをつけるのではなく、本当に大切なものを見極めましょう。
-
共感から始める: 約束を破った彼に対して、まずは「大変だったね」と共感の言葉をかけてみましょう。
-
ポジティブな期待を伝える: 「次回は覚えていてくれると嬉しいな」というポジティブな期待を伝えます。これは責めるのとは全く違う効果があります。
-
小さな進歩を認める: 少しでも改善が見られたら、それを素直に喜び、伝えましょう。
-
自分自身を大切にする: 相手を受け入れつつも、自分の気持ちも大切にすることを忘れないでください。
中村さん(30歳)は、このステップを実践して関係を改善させました。「彼が約束を守れないのは、私との約束より大切なことがあるからだと考えるようにしました。そして『あなたにとって何が優先なのか教えて』と素直に聞いてみたんです。すると彼は『仕事の締め切りで頭がいっぱいだった』と正直に話してくれました。」
そこから二人は「本当に大切な約束」と「状況に応じて変更できる約束」を分けて考えるようになり、互いの価値観を尊重する関係になったそうです。
私の実体験から
ここで少し個人的な話をさせてください。実は私も以前、夫との間で同じような問題を抱えていました。夫は「家族で休日に出かける」と約束しても、急に仕事の予定を入れてしまうことがよくありました。
最初は「家族より仕事を優先するの?」と責めていた私ですが、あるとき夫の言葉に気づきを得ました。「家族を養うために必死なんだ」と。
私たちの価値観は違っていたのです。私は「一緒に過ごす時間」を大切にし、夫は「家族を経済的に支える」ことを優先していました。どちらも「家族への愛」の表現だったのです。
この気づきから、私は夫の約束違反に対する見方を変えました。そして「今日は仕事、でも来週は絶対家族の日ね」という風に、柔軟に予定を立てるようになりました。
すると不思議なことに、夫も私の気持ちを汲むようになり、「今週末は絶対に空けておくよ」と言った約束は必ず守るようになったのです。お互いを理解し、尊重することで、関係が深まりました。
コメント