「青い鳥症候群」という言葉を聞いたことがありますか?理想を追い求めすぎて、目の前の幸せを見逃してしまう状態のことを指す言葉です。恋愛においては、「今の恋人に満足せず、常により良い相手を探してしまう」という行動パターンとして語られることが多いですね。
でも、本当にそれって悪いことなのでしょうか?
私はこれまで多くの恋愛相談を受けてきた中で、ある発見をしました。実は、理想を追求し続けた人の方が、最終的により深い愛と幸せを手に入れているケースが驚くほど多いんです。
今日は、一般的に言われている「青い鳥症候群は良くない」という考え方に、あえて異を唱えてみたいと思います。
理想を追求することは、自分を大切にすることの表れ
まず、なぜ私たちは理想を追求してしまうのでしょうか。それは、心の奥底で「自分はもっと幸せになれるはず」という直感を持っているからです。この直感は、実は自分の価値を信じている証拠なんです。
よく「現実を受け入れることが大人」だと言われますが、本当にそうでしょうか。妥協することが成熟の証でしょうか。私はそうは思いません。
自分の理想を大切にし、それを追求し続けることは、自分自身を大切にすることの表れです。安易に妥協してしまうことは、時として自分の可能性を狭めてしまうことにもつながります。
私が知っているある女性は、20代の頃から「理想が高すぎる」と周りに言われ続けていました。確かに彼女は、相手に対する条件がたくさんありました。価値観が合うこと、お互いを尊重し合えること、一緒にいて心から笑えること、将来のビジョンが共有できること…。
周りの人たちは「そんなに条件をつけていたら、一生結婚できない」と心配していました。でも、彼女は妥協しませんでした。そして30代半ばで、本当に理想通りの男性と出会い、今は幸せな結婚生活を送っています。
もし彼女が20代で妥協して誰かと結婚していたら、この幸せは手に入らなかったでしょう。
理想を持つことで、自分自身も成長できる
理想を追求することのもう一つの大きなメリットは、その過程で自分自身も成長できることです。
理想の相手を求めるということは、同時に「その相手にふさわしい自分になろう」という気持ちも生まれます。外見を磨いたり、内面を豊かにしたり、新しいスキルを身につけたり。そうした努力は、たとえ恋愛がうまくいかなくても、人生を豊かにしてくれます。
一方で、早い段階で妥協してしまった場合、そうした成長のきっかけを失ってしまうかもしれません。「今の相手で十分」と思ってしまうと、向上心も薄れがちです。
私の友人に、こんな男性がいます。学生時代から同じ彼女と付き合っていて、周りからは「安定している」と羨ましがられていました。でも、彼自身は何となく物足りなさを感じていました。
30歳を過ぎた頃、彼は思い切ってその関係を終わらせました。周りからは「もったいない」「贅沢だ」と言われましたが、彼は理想の相手を探し始めました。
その過程で、彼は自分磨きに力を入れるようになりました。料理を覚え、ジムに通い、読書をして教養を深め、新しい趣味にも挑戦しました。そして3年後、共通の趣味を通じて素晴らしい女性と出会いました。
「あの時妥協していたら、今の自分も今の幸せもなかった」と彼は言います。理想を追求する過程で、彼自身がより魅力的な人間に成長していたのです。
妥協した恋愛の隠れたリスク
一般的には「妥協することも大切」と言われますが、妥協にもリスクがあることを知っておくべきです。
心の底から納得していない関係では、時間が経つにつれて不満が蓄積していきます。最初は「これでいい」と思っていても、ふとした瞬間に「本当にこの人でよかったのかな」という疑問が湧いてきます。
そして、その疑問は年を重ねるごとに大きくなっていきます。「もう若くないから今更別れられない」「時間を無駄にしたくない」そんな気持ちで関係を続けることになり、結果的に双方が不幸になってしまうケースも少なくありません。
私が相談を受けた中で、印象的だった話があります。ある女性は、20代後半で周りの結婚ラッシュに焦り、それほど好きではない男性と結婚しました。「条件は悪くないし、優しい人だから」という理由でした。
でも、結婚生活は思うようにいきませんでした。価値観の違いや、根本的な相性の悪さが日々の生活で浮き彫りになってきたのです。彼女は「あの時、もう少し待てばよかった」と後悔していました。
最終的に彼らは離婚することになりましたが、そのプロセスは両者にとって大きな傷となりました。もし彼女が最初から自分の理想を大切にしていれば、このような結果は避けられたかもしれません。
直感を信じることの重要性
人間には、素晴らしい直感が備わっています。「この人とは何か違う」「もっと自分に合う人がいる気がする」そんな感覚は、理屈では説明できませんが、案外正確なものです。
この直感を無視して妥協してしまうと、後で大きな後悔につながることがあります。一方で、直感に従って理想を追求し続けた人は、最終的に「この人だ!」と心から思える相手に出会っています。
私が知っているカップルの中で、最も幸せそうなのは、お互いに「この人以外考えられない」と思い合っている人たちです。そういうカップルの話を聞くと、どちらか一方、または両方が、過去に何度も「違う」と感じて別れを選択していることが多いんです。
つまり、理想を追求し続けた結果として、真の相性の良い相手に巡り会えているということです。
時代が変わった今、選択肢は無限にある
昔と違って、現代は出会いの機会が格段に増えています。職場だけでなく、マッチングアプリ、趣味のサークル、オンラインコミュニティなど、様々な場所で新しい人と出会うことができます。
つまり、理想の相手に出会える可能性も、昔に比べて格段に高くなっているということです。このような時代に、早々に妥協してしまうのはもったいないと思いませんか?
ある統計によると、マッチングアプリを使って結婚したカップルの多くが、「理想に近い相手を見つけられた」と答えています。これは、選択肢が多い中から本当に相性の良い相手を選べているからです。
昔なら「近所や職場にいる人の中から選ぶしかない」という制約がありました。でも今は違います。世界中の人とつながることができる時代に、なぜ身近な人だけで妥協する必要があるでしょうか。
成功例:理想を追求し続けて幸せを掴んだ人たち
ここで、実際に理想を追求し続けて幸せを掴んだ人たちの話をいくつかご紹介したいと思います。
まず、私の先輩の話です。彼女は30代に入っても独身で、周りからは「理想が高すぎる」とよく言われていました。確かに彼女の理想は具体的でした。知的で話が合う人、一緒に旅行を楽しめる人、家事も分担してくれる人、将来は子育ても協力してくれる人…。
当時の彼女の周りには、そんな条件を満たす男性はいませんでした。でも彼女は妥協しませんでした。「妥協して結婚するくらいなら、一人の方がマシ」とまで言っていました。
そんな彼女が35歳の時、海外旅行先で運命の人に出会いました。現地で働いている日本人男性で、まさに彼女の理想通りの人でした。知的で、優しくて、価値観も完全に一致していました。
彼らは遠距離恋愛を経て結婚し、今では二人の子供に恵まれて幸せな家庭を築いています。彼女は言います。「あの時妥協していたら、今の幸せはなかった。理想を持ち続けて本当によかった」
もう一つ、別の例もお話しします。ある男性は、40歳近くまで独身でした。周りからは「年齢的にもそろそろ妥協した方がいい」と言われていましたが、彼は「心から愛せる人じゃないと結婚したくない」と言っていました。
彼の理想は、外見がタイプで、性格も穏やかで、共通の趣味があって、家族を大切にする人でした。これまで何人かの女性と付き合いましたが、どこか「この人じゃない」という感覚がありました。
38歳の時、趣味のカメラクラブで出会った女性に一目惚れしました。話してみると、性格も価値観もぴったり合うことがわかりました。彼女も同じように理想を追求し続けてきた人で、お互いに「やっと出会えた」という気持ちでした。
結婚式で彼は言いました。「理想を諦めなくて本当によかった。この人以外との結婚は考えられない」会場にいた全員が、二人の愛の深さを感じ取れるような、素晴らしい結婚式でした。
理想を追求することで得られるもの
理想を追求し続けることで得られるのは、理想の相手だけではありません。
まず、自分自身がより魅力的になります。理想の相手にふさわしい自分になろうと努力するからです。外見も内面も磨かれ、人間としての魅力が増します。
次に、妥協しない生き方が身につきます。恋愛だけでなく、仕事や人間関係においても、「これでいいや」ではなく「これがいい」を選択できるようになります。
そして何より、最終的に出会った相手との関係は、妥協から生まれた関係とは比べものにならないほど深く、満足度の高いものになります。
お互いに「この人しかいない」と思い合っている関係では、些細なことで不満を感じることも少なくなります。根本的に相性が良いからです。
理想を持つことの心理的効果
最近の心理学研究では、理想を持つことの心理的効果について興味深い発見がされています。
理想を持つ人は、そうでない人に比べて、自己肯定感が高く、人生に対する満足度も高いという結果が出ています。これは、理想を持つということが、「自分は幸せになる価値がある」という信念の表れだからです。
一方で、「理想を持ってはいけない」「現実を受け入れるべき」と自分に言い聞かせている人は、心のどこかで「自分はこの程度の幸せしか手に入らない」と思い込んでしまっています。これは、長期的に見ると自己肯定感の低下につながります。
私が相談を受けた中で、「理想が高すぎると言われて、理想を下げるようにした」という女性がいました。でも、その後の彼女はなぜか生き生きとしていませんでした。恋愛に対してもどこか消極的になっていました。
「理想を諦めた瞬間から、自分の可能性も諦めてしまった気がする」と彼女は言っていました。理想を手放すことは、時として自分の可能性まで手放してしまうことにつながるのです。
質の高い恋愛ができるようになる
理想を追求し続けることで、質の高い恋愛ができるようになります。
妥協して付き合った相手とは、どうしても「我慢」や「諦め」の感情が混じってしまいます。でも、理想に近い相手とは、そうした負の感情を抱くことが少なくなります。
また、理想を追求する過程で、自分が本当に何を求めているのかが明確になります。表面的な条件ではなく、本質的に大切なものが何かがわかるようになるのです。
例えば、最初は「年収が高い人」を理想としていた女性が、何人かと付き合ううちに「お金よりも、一緒にいて心が安らぐ人の方が大切」ということに気づいたりします。
このように、理想を追求する過程は、自分自身を深く知るプロセスでもあります。そして最終的に、本当に自分にとって大切なものを持っている相手と出会うことができるのです。
周りの意見に惑わされない強さ
理想を追求し続けると、周りから色々なことを言われることがあります。「現実を見なさい」「わがままだ」「一人でいるつもり?」などなど。
でも、そうした意見に惑わされずに自分の道を歩むことで、精神的な強さも身につきます。他人の価値観ではなく、自分の価値観で生きる力が育まれるのです。
この強さは、恋愛だけでなく人生全般において役立ちます。仕事でも人間関係でも、周りに流されずに自分の信念を貫く力になります。
私が知っている女性で、40代で初婚を迎えた人がいます。長い間、周りから「もう結婚は諦めた方がいい」と言われ続けてきました。でも彼女は諦めませんでした。
「確かに年齢的には厳しいかもしれない。でも、心から愛し合える人との結婚じゃないと意味がない」と言い続けていました。
そして42歳の時、本当に運命的な出会いがありました。相手の男性も同じように理想を追求し続けてきた人で、お互いに「今まで待っていた甲斐があった」と言い合えるような関係でした。
結婚式で彼女は言いました。「周りの意見に流されずに理想を持ち続けてよかった。この年齢だからこそ、本当に大切なものがわかる関係を築けた」
長期的な視点で見ると理想追求が正解
短期的に見ると、妥協した方が早く恋人ができたり結婚できたりするかもしれません。でも、長期的な視点で見ると、理想を追求した方が幸せになれることが多いのです。
恋愛や結婚は、一時的なものではありません。人生の長い時間を共に過ごすパートナーシップです。だからこそ、短期的な安心感よりも、長期的な満足度を重視すべきではないでしょうか。
統計を見ても、お見合い結婚より恋愛結婚の方が離婚率が低いというデータがあります。これは、お互いに心から納得して選んだ相手との関係の方が、長続きするということを示しています。
理想を追求して出会った相手との関係は、まさにこの「心から納得した選択」です。だからこそ、長期的に見て幸せが続くのです。
理想を持ち続けるためのコツ
とはいえ、理想を持ち続けることは簡単ではありません。周りからの圧力もあるし、時には自分自身も迷ってしまうこともあるでしょう。
そんな時は、以下のことを思い出してみてください。
まず、理想を持つことは自分を大切にすることだということ。あなたには幸せになる権利があり、妥協する必要はないということです。
次に、理想の相手は必ず存在するということ。今の時代、出会いの機会は無限にあります。焦る必要はありません。
そして、理想を追求する過程も楽しむということ。新しい人との出会いや、自分磨きのプロセスを楽しんでください。
私が相談者によくお話しするのは、「恋愛は急ぐものじゃない」ということです。人生は長いのですから、じっくりと理想の相手を探す時間があります。
焦って妥協するよりも、自分の時間を大切にしながら、理想の相手との出会いを待つ方がずっと賢明です。
理想を現実にするために
理想を持つだけでなく、それを現実にするための行動も大切です。
まず、自分の理想を明確にしましょう。漠然とした理想ではなく、具体的にどんな人と付き合いたいのかをはっきりさせることです。
次に、その理想の相手に出会える場所に積極的に出向きましょう。家にいるだけでは出会いは生まれません。趣味のサークルに参加したり、マッチングアプリを活用したり、友人の紹介を頼んだり。
そして、理想の相手にふさわしい自分になる努力も怠らないでください。外見を磨くのはもちろん、内面も豊かにしていくことが大切です。
私が見てきた中で、理想を現実にできた人の共通点は、「待っているだけでなく、積極的に行動している」ということです。理想を持ちながらも、それを叶えるための具体的な努力を続けているのです。
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