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遠距離で会いに来ない彼氏に「もう行かない」と言った女性たちの話

遠距離恋愛で「会いに来て」と言われて、いつも自分ばかりが会いに行っている。そんな状況に、世間では「彼の状況を理解しよう」「電話やビデオ通話で補おう」「バランスを取りながら自分も行き続けよう」と言われます。でも、私が恋愛相談を受けてきた中で見えてきたのは、実はその真逆のアプローチで関係が好転した女性たちの姿でした。

今日は、あえて常識とされるアドバイスに逆らって幸せを掴んだ女性たちのストーリーをお話しします。

彼の事情を理解しない、自分の気持ちを優先する

「まずは彼の状況や気持ちを理解し、無理強いせずに話を聞く」。これは遠距離恋愛でよく言われるアドバイスです。でも、相手の事情ばかり考えて、自分の寂しさや不満を我慢し続けることが、本当に健全な関係でしょうか。

29歳の広告代理店勤務、マリさんの話を聞いてください。彼女は2年間、新幹線で3時間かかる彼氏の元へ、月に2回通い続けていました。彼は「仕事が忙しい」「疲れている」「お金がない」と、会いに来ない理由をいつも並べました。マリさんも最初は理解しようと努めていました。

でもある日、マリさんは自分の銀行残高を見て愕然としました。交通費だけで月に4万円以上。それに加えて、彼の家で料理を作る食材費や、時々彼に奢る食事代。彼氏に会うために、自分の趣味も友達との時間も削っていました。

「私、何やってるんだろう」。そう思った瞬間、マリさんは決めました。もう彼の事情は考えない。自分の気持ちだけを優先する、と。

次に彼から「会いに来て」とLINEが来た時、マリさんは初めてはっきり言いました。「私も疲れてる。私もお金ないし。今度はそっちが来て」。彼は驚いて言葉に詰まりました。でもマリさんは譲りませんでした。「私の気持ちは聞いてくれないのに、あなたの事情ばかり聞かされるのはもう嫌。来られないなら、しばらく会わなくていい」

その強い態度が、実は関係を変えました。2週間後、彼が初めて新幹線に乗ってマリさんの元へ来たのです。「ごめん、君がこんなに大変な思いをして会いに来てくれていたんだね。移動って本当に疲れるし、お金もかかる。分かってなかった」

彼は自分で移動を経験して、初めてマリさんの負担を実感できたのです。それ以降、二人は交互に会いに行くようになりました。今では結婚も視野に入れて、同じ都市で暮らす計画を立てているそうです。

「彼の事情を理解し続けていたら、私はただ疲弊するだけだったと思います。自分の気持ちを優先したから、彼も変わってくれた」とマリさんは言います。

相手の事情を理解することは大切です。でも、それと同じくらい、いや、それ以上に大切なのは、自分の気持ちを大事にすることです。あなたの寂しさも、疲れも、経済的な負担も、全て正当な感情と現実です。それを後回しにする必要はないんです。

電話やビデオ通話で代替しない、会うことにこだわる

「会いに来てもらうことが全てではなく、電話やビデオ通話など他のコミュニケーションを増やす」。これも遠距離恋愛の定番アドバイスです。でも、本当に電話で満足できますか。画面越しの顔で、心は満たされますか。

26歳の保育士、エリさんは、遠距離の彼氏と毎晩ビデオ通話をしていました。友人たちからは「素敵な関係だね」と羨ましがられました。でもエリさん自身は、心のどこかで虚しさを感じていました。

「画面の中の彼を見ていて、ふと思ったんです。私、何のために恋愛してるんだろうって。手も繋げない、抱きしめ合えない、一緒にご飯も食べられない。これって本当に恋人なの?って」

エリさんは、思い切って彼に言いました。「もう電話じゃ満足できない。実際に会いたい。月に1回は会えないなら、私たち付き合っている意味がないと思う」

彼は最初、「会えなくても心は繋がってる」「電話でも十分じゃない?」と言いました。でもエリさんは譲りませんでした。「私は恋人と実際に触れ合いたい。それが私の恋愛観。それができないなら、お互いのために別れたほうがいいかもしれない」

その真剣な言葉を聞いて、彼も考えを変えました。仕事のシフトを調整して、月に1回は必ず会いに来るようになったのです。「君がそこまで真剣に会いたいと思ってくれていると知って、嬉しかった。電話で満足してるって思い込んでいた自分が恥ずかしい」

今では彼も、実際に会うことの大切さを理解しています。「画面越しじゃ伝わらないものがたくさんある。実際に会って、手を繋いで、一緒に時間を過ごすことの価値を、君が教えてくれた」

電話やビデオ通話は便利なツールです。でも、それは恋愛の本質ではありません。人間は肌の温もりを求める生き物です。触れ合いたい、一緒にいたい、という欲求は、決してわがままではなく、正常で健全な感情です。それを我慢して、デジタルなコミュニケーションで代替する必要はないのです。

バランスを取らず、自分も行くのをやめる

「お互いが会いに行く頻度やルールを話し合い、負担のバランスをとる」。これも理想的な解決策とされています。でも、そもそもバランスを取ろうとする努力すら、相手が応えてくれないなら意味がありません。

31歳のフリーランスデザイナー、アヤノさんは、以前バランスを取ろうと必死でした。自分が2回行ったら、彼に1回来てもらう。そんなルールを提案しましたが、彼は約束を守りませんでした。「忙しくて」「疲れて」と言い訳して、結局アヤノさんが毎回会いに行く羽目になりました。

ある日、アヤノさんは思い切って決断しました。もう自分も行かない、と。彼から「会いに来て」とメッセージが来ても、「今回は遠慮する」と返事をしました。彼は驚いて電話をかけてきましたが、アヤノさんは冷静でした。

「私、気づいたんです。バランスを取ろうと頑張っている自分がバカみたいだって。あなたは会いに来る努力を全くしない。だったら、私も同じようにしてみようと思って」

彼は慌てて「分かった、次は俺が行く」と約束しました。でもアヤノさんは信じませんでした。「言葉だけじゃもう信用できない。実際に行動で示して」

1ヶ月が経ち、彼からの連絡は頻繁に来ましたが、アヤノさんは会いに行きませんでした。すると、ついに彼が飛行機に乗ってアヤノさんの元へやってきたのです。「君がいないと、こんなに寂しいなんて思わなかった。ごめん、今まで君の気持ちを考えてなかった」

それから彼は変わりました。月に1回は必ず会いに来るようになり、「移動の大変さを身をもって知った」と言ってくれるようになったそうです。

「バランスを取ろうと努力している時は、結局私だけが頑張っていました。でも、私が動かなくなったら、彼が動かざるを得なくなった。それが本当の意味でのバランスだったんです」とアヤノさんは語ります。

バランスは、一方が努力して取るものではありません。両方が同じだけ努力して、初めて成り立つものです。あなただけが頑張っているなら、それはバランスではなく、あなたの一方的な犠牲です。

疲れを我慢せず、行きたくない時は行かない

「自分が行く回数と気持ちのバランスを見極め、疲れすぎないように注意する」。これも慎重なアドバイスです。でも、疲れているのに「注意しながら」会いに行き続けることが、健全でしょうか。

28歳の看護師、ユキさんは、夜勤明けでヘトヘトの時でも、彼氏に会いに行っていました。「彼が寂しがっているから」「会えない期間が長くなると不安だから」。そんな理由で、自分の疲労を無視していました。

ある時、ユキさんは夜勤明けで会いに行く途中、電車の中で立ったまま寝てしまい、乗り過ごしてしまいました。目が覚めた時、涙が出ました。「私、何してるんだろう。こんなに疲れているのに」

その日、ユキさんは予定をキャンセルしました。彼からは「約束したのに」と不満の連絡が来ましたが、ユキさんははっきり言いました。「ごめん、疲れすぎて無理。今日は行けない。というか、これからは疲れている時は行かないことにする」

彼は最初、不機嫌そうでした。でもユキさんは自分の決断を曲げませんでした。「私の体調よりも会いたい気持ちが優先なら、それはもう愛じゃない。私は自分の体を大事にする」

その強い言葉が、彼の心にも響いたようです。後日、彼から「ごめん、君が無理して会いに来てくれていたことに気づかなかった。これからは俺も会いに行くし、君が疲れている時は無理しないで」というメッセージが来ました。

今では、お互いの体調や状況を尊重し合える関係になっています。ユキさんは言います。「疲れを我慢して会いに行っていた時は、会っても心から楽しめませんでした。でも、行きたい時だけ行くようになってから、会う時間の質が格段に上がりました」

あなたの体は、誰のものでもない、あなた自身のものです。それを犠牲にしてまで、恋愛を続ける必要はありません。疲れている時は休む。当たり前のことを、当たり前にできる関係こそが、健全な恋愛なのです。

話し合いをやめて、行動で示す

「彼に会いに来てほしいという気持ちも素直に伝える」「お互いが会いに行く頻度やルールを話し合う」。コミュニケーションの重要性はよく語られます。でも、何度話し合っても変わらない相手には、言葉ではなく行動で示すことが効果的です。

33歳のマーケティング職、サキさんは、彼氏と何度も話し合いを重ねてきました。「もっと会いに来てほしい」「私ばかり負担が大きい」。そう伝えるたびに、彼は「分かった」「今度から気をつける」と言いました。でも何も変わりませんでした。

ある時、サキさんは気づきました。「話し合いって、彼にとっては『聞き流す時間』になってるだけなんだ」。そこでサキさんは戦略を変えました。もう話し合わない。ただ行動する。

次に彼から「会いに来て」とメッセージが来た時、サキさんは「行けない」とだけ返しました。理由も説明も一切しませんでした。彼が「なんで?」と聞いても、「行けないものは行けない」とだけ答えました。

それが3回続いた時、ついに彼が動きました。「分かった、俺が行く」。そして実際に会いに来てくれたのです。サキさんは彼に会った時、「ありがとう」とだけ言いました。長々と説教することも、「やっと分かってくれた」と皮肉を言うこともしませんでした。

それからというもの、二人は自然と交互に会いに行くようになりました。彼も「実際に移動してみて、毎回これをやってくれていたサキの大変さが分かった」と言ってくれました。

サキさんは言います。「言葉で何度説明しても伝わらないことは、行動で示すしかない。それが一番シンプルで、一番効果的だった」

話し合いは大切です。でも、話し合いが単なる儀式になっているなら、意味がありません。行動で示すこと。それが時には、最も雄弁なコミュニケーションになるのです。

金銭的負担を理由にしない、お金より大切なもの

「お金を節約したい、金銭的な負担を考えて会いに行くことを避けている」。これは彼氏側のよくある言い訳です。でも本当に、お金の問題でしょうか。

35歳の弁護士、リナさんの元カレは、いつも「お金がない」を理由に会いに来ませんでした。でもSNSを見ると、友達との飲み会や趣味のゴルフには頻繁に行っていました。リナさんは気づきました。「これはお金の問題じゃない。優先順位の問題だ」

リナさんは彼にはっきり言いました。「お金がないって言うけど、友達との遊びにはお金使ってるよね。つまり、私に会うことの優先順位が低いだけでしょ。それなら、もう付き合う意味がない」

彼は言い訳しようとしましたが、リナさんは聞きませんでした。「お金を理由にするなら、私もあなたに会うためのお金を使うのをやめる。その分、自分の好きなことに使う」

そしてリナさんは本当に、会いに行くのをやめました。今まで彼に会うために使っていたお金を、自分の趣味や美容、友達との旅行に使い始めたのです。SNSにその楽しそうな様子をアップすると、元カレから「会いたい」と連絡が来ました。

でもリナさんは「お金ないから会えない」と返しました。皮肉ではなく、事実として。彼のために使っていたお金を、もう別のことに使ってしまったから、本当にないのです。

結局、二人は別れました。でもリナさんは後悔していません。「あの関係を続けていたら、私はずっと優先順位の低い存在のままだった。今は、最初から私を優先してくれる人と付き合っています。彼は遠距離でも、毎月欠かさず会いに来てくれます。お金がないなんて言い訳、一度も聞いたことありません」

お金は確かに大切です。でも、本当に大切な人のためなら、人はお金を捻出するものです。お金を理由にされたら、それは単に優先順位が低いというサインです。そのサインを見逃さず、自分の価値を理解してくれる人を選ぶ勇気が必要なのです。

関係の見直しを早めに決断する

「彼の態度に不誠実さや冷たさを感じたら、それを伝えて関係の見直しを検討する」。これは最終手段として語られます。でも、なぜ最終手段なのでしょうか。もっと早く決断してもいいのではないでしょうか。

24歳の新入社員、モモカさんは、社会人1年目で遠距離恋愛を経験しました。大学時代から付き合っていた彼氏と、就職を機に遠距離になったのです。彼は「会いに来て」と言うだけで、一度も会いに来てくれませんでした。

友人たちは「新社会人で忙しいんだよ」「もう少し待ってあげたら」と言いました。でもモモカさんは、3ヶ月で決断しました。「この関係、続ける意味がない」と。

「私も新社会人で忙しいし疲れています。でも彼に会いたいから、時間とお金を作って会いに行っていました。彼が同じようにしてくれないなら、それは私への気持ちがその程度だということ。それを受け入れて、早めに終わらせる勇気が必要だと思いました」

モモカさんの決断は正しかった。別れた後、彼は特に引き止めることもなく、「そうだね」と簡単に同意したそうです。それがモモカさんの決断が正しかったことの証明でした。

「もし私が1年、2年と待ち続けていたら、もっと傷ついていたと思います。早めに決断したから、25歳になる前に新しい恋も始められました。今の彼は同じ会社の人で、毎日会えます。遠距離で会いに来てくれない彼氏より、近くにいて大切にしてくれる彼氏のほうが、ずっと幸せです」

早い決断は、早い回復を意味します。そして早い回復は、次の幸せへの早い到達を意味します。ズルズルと続けることが愛情ではありません。時には、潔く終わらせることも、自分を愛する行為なのです。

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