「付き合い始めたばかりなのに、相手が本当に私のことを好きなのかわからない」そんな不安を抱えている人は、実はとても多いんですよね。そして恋愛の専門家たちは決まって「焦らずに相手を観察しましょう」「時間をかけて信頼関係を築きましょう」とアドバイスします。
でも私がこれまで多くのカップルを見てきた中で気づいたのは、そういった「慎重なアプローチ」を取った人ほど、結局うまくいかないケースが多いということなんです。むしろ、常識とは真逆の方法を選んだ人たちの方が、健全で幸せな関係を築いているんですよね。
今日はそんな「逆転の発想」で成功した実例をもとに、新しい視点をお伝えしたいと思います。
不安は無視せず、すぐに言葉にした方がいい
一般的には「付き合い始めは様子を見ましょう」「すぐに不安をぶつけると重いと思われます」と言われますよね。でも実は、不安を感じたらすぐに言葉にした方が、関係は良い方向に進むことが多いんです。
これはどういう考え方かというと、自分の不安や疑問を我慢して溜め込むのではなく、感じたタイミングで素直に相手に伝えるということです。「好かれてるかわからなくて不安」という気持ちを、付き合いたての段階で正直に話すんですね。
なぜこれが効果的なのか。理由はいくつかあります。まず、不安を溜め込むと、それが積もり積もって大きな爆発につながります。小さな疑問のうちに解消しておけば、関係に深刻なダメージを与えることはありません。また、自分の感情を素直に伝えられる関係は、長期的に見て健全です。最初から本音で話せない関係は、結局どこかで破綻します。
そして何より、相手の本気度を早い段階で確認できるというメリットがあります。「不安だ」と伝えたときの相手の反応で、その人が本当にあなたを大切にしようとしているかがわかるんです。
27歳の会社員、エリさんの体験が印象的です。彼女は付き合って2週間の彼氏の態度に違和感を覚えていました。連絡は来るものの、どこか事務的。会っても盛り上がりに欠ける気がする。周りに相談すると「まだ付き合いたてだから様子を見た方がいい」「焦って重いって思われたら終わりだよ」と言われました。
でもエリさんは、不安を抱えたまま時間を過ごすことに耐えられませんでした。思い切って彼に「私、あなたが本当に私のこと好きなのかわからなくて不安なんだけど」と伝えたんです。
すると彼の反応は意外なものでした。「実は俺も同じこと思ってた。エリが本当に俺のこと好きなのかって」。お互いに探り合っていた状態だったことがわかり、そこから一気に距離が縮まったそうです。彼は「不安だって正直に言ってくれて嬉しかった。そういう本音を言える関係がいい」と言ってくれたとのこと。
もし彼が「そんなの重い」と言うような人だったら、それはそれで早めにわかって良かったはずです。付き合いたての段階で、相手が自分の不安に寄り添ってくれるかどうかは、その先の関係を占う重要な指標になりますから。
サインを探すより直接聞いた方が確実
「連絡の頻度は?」「会ったときの態度は?」「将来の話をしてくれる?」恋愛マニュアルには、相手の好意を測るチェックリストがたくさんありますよね。でもこれらのサインを必死に探すより、直接聞いてしまった方がずっと確実で、関係も深まります。
直接聞くというのは、「私のこと、どう思ってる?」「これからどんな関係になりたい?」といった質問を、付き合いたての段階でストレートに投げかけることです。
なぜこれが効果的かというと、まず時間の無駄がありません。サインを探して分析して、一喜一憂して、結局答えが出ないまま数ヶ月過ごすより、最初に確認してしまえば明確です。また、直接的なコミュニケーションを取れる関係は強いです。遠回しな表現や察してちゃんではなく、言葉で確認し合える関係の方が、長続きします。
そして意外かもしれませんが、直接聞くことは相手への信頼の表現でもあります。「あなたなら正直に答えてくれるはず」という前提があるからこそ、直接聞けるわけですから。
24歳のアイさんは、付き合って1ヶ月の彼氏に対して、ずっとモヤモヤを抱えていました。彼は優しいけれど、どこか距離を感じる。愛情表現も少なく、デートも週に1回程度。「これって普通?好かれてるの?」と毎日考えていたそうです。
友人には「まだ付き合いたてだから、相手のペースに合わせた方がいい」「サインを見て判断しなよ」とアドバイスされました。でもアイさんは、モヤモヤしたまま時間を過ごすことに疲れてしまいました。
ある日のデートで、思い切って聞いたんです。「ねえ、あなたは私とどんな関係を築きたいと思ってる?私、正直もっと会いたいし、もっと連絡も取りたいんだけど」。
彼はしばらく考えてから、正直に答えてくれました。「実は前の彼女にすごく束縛されて疲れちゃって、だから距離感をすごく気にしてた。でもアイがそう思ってくれてるなら嬉しい。俺ももっと会いたい」。
そこから二人は、お互いの希望を素直に伝え合う関係になりました。週末は必ず会う、連絡は毎日短くてもいいから取る、といったルールも二人で決めたそうです。もしアイさんがサインを探し続けていたら、お互いに遠慮したまま、結局別れていたかもしれません。
時間をかけるより早めに判断した方が傷は浅い
「時間をかけて様子を見ましょう」「関係を焦らないことが大切」というアドバイスもよく聞きますが、実は時間をかけすぎることにもリスクがあります。早めに判断した方が、お互いのためになることが多いんです。
早めに判断するというのは、付き合って数週間から1〜2ヶ月の間に、この関係を続けるかどうかを決めるということです。「もう少し様子を見よう」と先延ばしにせず、今の時点での情報で判断します。
なぜこれが重要かというと、時間をかければかけるほど、情が移って冷静な判断ができなくなるからです。半年も付き合ってから「やっぱり合わない」と気づくより、2ヶ月で気づいた方が、お互いの時間を無駄にしません。また、早い段階で「この人は違う」と気づけば、次の出会いを探す余裕も生まれます。
さらに、時間をかけることで問題が解決するわけではありません。付き合いたての段階で感じる違和感は、大抵その後も続きます。「慣れれば変わるかも」と期待しても、本質的な部分は変わらないことが多いんです。
30歳の会社員、ミキさんの話です。彼女は付き合って3週間の男性に対して、強い違和感を持っていました。会話が噛み合わない、価値観が合わない、一緒にいても楽しくない。でも周りは「まだ付き合いたてだから」「時間をかければ分かり合える」と言いました。
ミキさん自身も「もう少し様子を見よう」と考えていました。でも、ある恋愛コラムで「違和感は消えない。早めに判断すべき」という文章を読んで、ハッとしたそうです。確かに、時間をかけたからといって、この違和感が消える保証はない。
それからミキさんは、率直に彼と話をしました。「私たち、なんか合わないんじゃないかな」と。彼も実は同じことを感じていたそうで、お互いに納得して別れることができました。
その3ヶ月後、ミキさんは別の男性と出会い、今度は最初から「この人だ」という確信がありました。付き合って1年以上経った今も、とても幸せだそうです。もし前の彼と「様子を見よう」と半年も付き合っていたら、今の彼との出会いはなかったかもしれません。
相手に合わせるより自分の基準を明確にした方がいい
「相手のペースに合わせましょう」「愛情表現のスタイルは人それぞれ」というアドバイスもありますが、実は自分の基準を明確に持ち、それに合わない相手とは早めに距離を取った方が、幸せな関係を築けます。
自分の基準を明確にするというのは、「私は週に最低○回は会いたい」「連絡は毎日欲しい」「愛情表現は言葉でしてほしい」といった、自分にとって譲れないポイントをはっきりさせることです。そして、相手がそれを満たせないなら、無理に合わせずに関係を見直します。
なぜこれが大切かというと、自分の基準を妥協し続けると、いずれストレスが爆発するからです。付き合いたての段階で我慢していることは、関係が続く限り我慢し続けることになります。また、自分の基準を明確に伝えることで、相手も「この人は何を求めているか」がわかります。察してもらうより、言葉にした方が誤解が減ります。
そして何より、自分の基準に合う人と出会えた時の幸福度は、妥協した関係とは比べ物になりません。「この人、私の求めるものを全部満たしてくれる」という相手と付き合える可能性を、最初から諦める必要はないんです。
26歳の販売員、ユカさんの経験が参考になります。彼女は付き合い始めた男性に対して、いくつか不満がありました。連絡が少ない、会う頻度が低い、愛情表現がない。でも周りは「男性ってそういうもの」「あなたが求めすぎ」と言いました。
ユカさんは最初、自分の基準が高すぎるのかと思って我慢していました。でも、親友に「あなたが求めるものを全部満たしてくれる男性もいるよ」と言われて、考えが変わりました。確かに、なぜ私が我慢しなきゃいけないの?
それからユカさんは、彼に自分の希望を伝えました。「私は週に2回は会いたいし、毎日連絡も欲しい。言葉で好きって言ってほしい」と。彼の答えは「それは無理」でした。
ユカさんは別れを決意しました。そして半年後、新しい彼氏ができました。その彼は、ユカさんの希望を全て自然に満たしてくれる人でした。毎日連絡をくれる、週に2〜3回会いたがる、頻繁に「好き」と言ってくれる。「こんなに楽な恋愛があるんだ」とユカさんは驚いたそうです。
前の彼と「相手に合わせよう」と無理していたら、この幸せは手に入らなかったでしょう。自分の基準を明確にし、それに合わない相手とは早めに別れたからこそ、本当に合う人と出会えたんです。
我慢して様子を見るより、違和感を信じた方がいい
「まだ付き合いたてだから」「もう少し時間をかければ」と、違和感を感じながらも我慢して様子を見る人は多いです。でも実は、最初に感じた違和感は、大抵正しいんですよね。
違和感を信じるというのは、論理的に説明できなくても、「なんか違う」と感じたら、その感覚を大切にするということです。相手に非がなくても、相手が悪い人じゃなくても、自分が感じる「しっくりこない」という感覚を無視しないということです。
なぜこれが大切かというと、直感や違和感というのは、実は膨大な情報を無意識に処理した結果だからです。言葉にできなくても、あなたの脳は相手の細かい言動から「この人とは合わない」というサインをキャッチしています。それを無視して頭で考えても、結局その感覚は消えません。
また、違和感を我慢し続けると、自分の感覚を信じられなくなります。「私の感じ方がおかしいのかも」と自己否定が始まり、自己肯定感が下がっていきます。逆に、自分の違和感を信じて行動すると、自分への信頼が深まります。
32歳の看護師、サヤさんの体験です。彼女は合コンで知り合った男性と付き合い始めましたが、最初から何となく違和感がありました。優しいし、条件もいいし、周りも「いい人じゃん」と言う。でも、一緒にいてもなぜか心から楽しめない。
サヤさんは自分の感覚を疑いました。「私の理想が高すぎるのかも」「もっと相手を知れば変わるかも」。それで半年間、付き合いを続けました。でも違和感は消えず、むしろ強くなっていきました。
ある日、恋愛セラピストの本で「最初の直感を信じなさい」という言葉を読んで、目が覚めたそうです。そうだ、私は最初から違和感があったんだ。それを無視して時間を無駄にしてきた。
サヤさんは彼と別れました。そして1年後、本当に「この人だ」と思える男性と出会いました。最初から何の違和感もない、一緒にいて自然体でいられる人。「あの時の違和感は正しかったんだ」とサヤさんは実感したそうです。
もし半年ではなく、もっと長く前の彼と付き合っていたら、今の彼との出会いはなかったかもしれません。違和感を早めに信じて行動したことで、本当に合う人と出会えたんです。
期待を調整するより、期待通りの人を探した方がいい
「期待しすぎないことが大切」「相手に完璧を求めない」というアドバイスもよく聞きますが、実は期待を下げるのではなく、期待に応えてくれる人を探した方が、はるかに幸せになれます。
期待通りの人を探すというのは、「こういう人がいい」という理想を諦めず、それに合う人が見つかるまで探し続けるということです。「完璧な人はいない」と妥協するのではなく、「私にとって完璧な人はきっといる」と信じることです。
なぜこれが重要かというと、恋愛において妥協は不幸の始まりだからです。「まあこんなものか」と思って付き合った相手とは、結局長続きしません。また、自分の期待を下げることは、自己価値を下げることにもつながります。「私はこの程度でいい」という思い込みが、自己肯定感を削っていきます。
そして実際、期待通りの人は存在します。世界には膨大な数の人がいて、あなたの理想を満たす人も必ずいます。最初の数人が合わなかったからといって、期待を下げる必要はないんです。
28歳のグラフィックデザイナー、カナさんの話です。彼女は付き合った男性3人連続で、同じパターンで失敗していました。最初は良くても、付き合ううちに相手の愛情表現の少なさに不満を感じる。周りは「男性ってそういうもの」「あなたが求めすぎ」と言いました。
カナさんも、自分の期待が高すぎるのかと思って、4人目の彼とは「期待を下げよう」と決めていました。連絡が少なくても我慢、愛情表現がなくても我慢。でも結局、3ヶ月で辛くなって別れてしまいました。
その後、カナさんは考え方を変えました。「私の期待を満たしてくれる人がいるまで、妥協しない」と。そして1年後、まさに理想通りの男性と出会ったんです。
その彼は、カナさんが求める全てを自然に与えてくれました。頻繁に連絡をくれる、言葉で愛情を表現してくれる、記念日を大切にしてくれる。「今まで我慢してきたことが馬鹿らしく思えた」とカナさんは言います。
期待を下げて妥協していたら、この出会いはありませんでした。自分の期待を大切にし、それに応えてくれる人を待ったからこそ、本当の幸せを手に入れられたんです。
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