「彼に告白させたい」「主導権を握りながら相手を動かしたい」友達以上恋人未満の関係で悩んでいると、そんな気持ちになることがありますよね。ネットで調べると「他の男性の存在を匂わせる」「距離を急に取る」「最終通告を出す」といったテクニックがたくさん紹介されています。
でも、ちょっと考えてみてください。そういった駆け引きで始まった関係は、その後も駆け引きが必要になるのではないでしょうか。嫉妬させたり、不安にさせたりして手に入れた関係は、本当に安心できるものになるのでしょうか。
今日は、世間でよく言われる「告白させるテクニック」とは反対の視点から、自分から素直に気持ちを伝えた方がうまくいった実例をお伝えしていきます。もしかすると、あなたの曖昧な関係を変えるヒントが見つかるかもしれません。
まず最初にお話ししたいのは「嫉妬させるより正直に伝える方が健全」という考え方です。よく言われるテクニックでは、他の男性からアプローチされていることを匂わせたり、合コンに行った話をしたりして、彼に危機感を与えることが推奨されています。確かに、嫉妬心から告白してくる男性はいるでしょう。でも、その告白は本当に愛情から来ているのでしょうか。
嫉妬で動いた告白は「他の人に取られたくない」という所有欲に基づいています。それは「あなたと一緒にいたい」という純粋な気持ちとは少し違うものです。嫉妬をきっかけに始まった関係は、その後も嫉妬がつきまといやすい。彼は常にあなたの交友関係を気にするようになり、あなたも彼を安心させるために行動を制限するようになる。そんな窮屈な関係になってしまうことがあるのです。
正直に気持ちを伝えることが効果的なのは、対等な関係のスタートラインに立てるからです。「私はあなたのことが好き。付き合いたいと思ってる」とシンプルに伝える。相手がどう答えるかは相手次第。でも少なくとも、駆け引きなしの素直な気持ちでぶつかることで、相手も素直な気持ちで答えてくれる可能性が高くなります。
ある二十代後半の女性の話です。彼女は一年以上曖昧な関係を続けていた男性がいました。友達以上だけど、付き合っているわけではない。周りからは「嫉妬させればいいじゃん」とアドバイスされたけど、なんだかそれは違う気がした。ある日、彼女は思い切って言いました。「私、あなたのことが好き。このままの関係は辛いから、付き合うか、友達に戻るか、どちらかにしてほしい」と。彼は少し驚いた顔をして、その場では答えが出なかった。でも三日後、「俺も好きだった。ちゃんと付き合おう」と言ってくれた。彼女が振り返って言っていたのは「駆け引きなしで気持ちを伝えたから、彼も駆け引きなしで答えてくれた。最初から正直でいられる関係って、こんなに楽なんだって思った」ということでした。
次に「最終通告より対話を選ぶ」という考え方についてです。曖昧な関係に業を煮やして「このままじゃもう会えない」と最終通告を出す。これも定番のテクニックですよね。確かに、追い詰められて告白してくる男性もいるでしょう。でも、それは本当に彼の本心なのでしょうか。
追い詰められた状況での告白は、冷静な判断ではありません。「失いたくない」という焦りから出た言葉かもしれない。そして時間が経って冷静になったとき、「本当にあの選択で良かったのか」と迷いが生じることもあります。脅しのような形で手に入れた答えは、どこか不安定なものになりがちです。
対話を選ぶことが効果的なのは、お互いの本音を確認できるからです。「私たちの関係について、ちゃんと話したい」と切り出して、お互いがどう思っているのか、どうしたいのかを落ち着いて話し合う。その過程で、本当に相性が良いのか、将来を一緒に歩めるのかも見えてきます。
三十代前半の女性の経験です。彼女は二年近く曖昧な関係を続けていた男性がいました。何度も「最終通告を出せ」とアドバイスされたけど、それで答えを引き出しても意味がないと思った。ある日、カフェでゆっくり話す時間を作りました。「私はあなたと付き合いたいと思ってる。でも、あなたがどう思ってるかわからなくて不安なんだ」と正直に伝えた。彼も正直に話してくれた。「俺も好きだけど、仕事が忙しくて、ちゃんと付き合える自信がなかった」と。そこから、お互いの不安や希望を話し合って、どうすれば付き合えるかを一緒に考えた。最終通告ではなく対話を選んだからこそ、ふたりで問題を解決していく関係が築けたと彼女は言っていました。
「距離を取るより一貫した態度でいる」ということも大切です。毎日連絡していたのに急に返信を遅くする、会う頻度を減らす。そうすることで相手を追いかける側に回らせるというテクニックがあります。でも、これは相手を不安にさせることで反応を引き出す方法。そこに愛情はありません。
距離を取られた側は「何かしたかな」「嫌われたかな」と不安になります。その不安から「会いたい」と言ってきても、それは純粋な好意というより、不安を解消したいという気持ちかもしれません。そして何より、わざと距離を取るような行動を取る自分自身も、あまり気持ちの良いものではないはずです。
一貫した態度でいることが効果的なのは、信頼関係を築けるからです。連絡したいときにして、会いたいときに会う。自分の気持ちに正直でいることで、相手もあなたの行動を信頼できるようになります。「この人は駆け引きをしない」という安心感が、深い絆につながっていくのです。
二十代後半の女性が話してくれたことがあります。彼女は曖昧な関係の彼に対して、一切の駆け引きをしなかったそうです。連絡は自分がしたいときにする、会いたいときは素直に伝える、距離を取るふりはしない。友人からは「もっと駆け引きしないと」と言われたけど、それは自分らしくないと思った。半年ほどそのまま過ごしていたある日、彼から言われました。「君といると安心する。他の女の子みたいに急に冷たくなったりしないから、俺も素でいられる。ちゃんと付き合いたい」と。駆け引きをしなかったからこそ、彼も安心して本音を言えたのだと彼女は感じたそうです。
「好きバレを戦略にしない」という姿勢も重要です。わざと「ドキドキしちゃう」と言ってみたり、酔ったふりをして好意を匂わせたり。そういった計算された好きバレも、テクニックとして紹介されることがあります。でも、計算された発言は、どこか嘘くさくなってしまうものです。
本当に好きなら、計算なしで伝えればいいのです。酔ったふりをする必要も、匂わせる必要もない。「好き」という気持ちは、そのまま伝えることが一番誠実です。
シンプルに告白することが効果的なのは、相手に考える余地を与えるからです。曖昧な匂わせではなく、はっきりとした言葉で伝える。相手はその言葉を受け止めて、自分の気持ちと向き合うことができます。駆け引きの応酬ではなく、真剣な気持ちのやり取りができるのです。
ある女性は、三年間片思いをしていた友人に告白しました。周りからは「もっと匂わせて、相手から言わせなよ」と言われたけど、それは性に合わなかった。「私はあなたのことが好きです。付き合ってください」とストレートに伝えた。彼は少し考える時間が欲しいと言って、一週間後に返事をくれました。「正直に言ってくれて嬉しかった。俺も好きだった。でも友達関係を壊したくなくて言えなかった」と。彼女が言っていたのは「匂わせて相手を動かそうとしていたら、多分ずっと曖昧なままだった。自分から動いたから、関係が変わった」ということでした。
「主導権を握ろうとしない」という考え方も大切にしてほしいのです。多くの恋愛テクニックは「主導権を握る」ことを目的にしています。相手を動かし、自分の望む方向に持っていく。でも、健全な関係は主導権の奪い合いではありません。
お互いが対等で、お互いが自分の気持ちを正直に言える関係。どちらかが主導権を握っている状態は、バランスが悪いのです。片方が常にコントロールする側で、もう片方が従う側。そんな関係は長続きしません。
対等な関係を目指すことが効果的なのは、長期的に幸せでいられるからです。最初から対等な関係でスタートすれば、その後も対等な関係を維持しやすい。何か問題が起きたときも、一緒に解決していける関係が築けます。
三十代の女性が話してくれたエピソードがあります。彼女は若い頃、恋愛では常に主導権を握ろうとしていました。相手を操作し、自分から告白させ、常に優位に立とうとした。でもそうやって手に入れた関係は、どれも長続きしなかった。主導権を握り続けることに疲れてしまうし、相手も次第に息苦しさを感じるようになる。ある時、考え方を変えてみた。主導権なんて握らなくていい。ただ正直に、対等に、一緒にいたいと思う人とそのまま向き合えばいい。そう思って出会った今の旦那さんには、何のテクニックも使わなかった。好きになったから「好き」と言った。付き合いたいと思ったから「付き合いたい」と言った。彼も同じように正直に答えてくれて、そのまま結婚した。「主導権を手放したら、こんなに楽な関係があるんだって驚いた」と彼女は言っていました。
「イベントを利用しない」ということも意識してみてください。クリスマスや誕生日のタイミングで告白させようとする、大きなイベントで関係を進めようとする。そういったテクニックもありますが、イベントの勢いで始まった関係は、日常に戻ったときにギャップを感じやすいものです。
特別な日ではなく、普通の日に気持ちを伝えることが効果的なのは、日常の延長線上として関係が始まるからです。クリスマスのロマンチックな雰囲気ではなく、いつもの居酒屋で、いつもの会話の中で「付き合いたい」と伝える。そうすることで、特別なイベントがなくても幸せでいられる関係が築けます。
ある女性は、あえてクリスマス前に告白しました。「クリスマスに告白したら、イベントの雰囲気に流されたって思われそうだから」という理由で、十二月の頭、普通の居酒屋で伝えた。「一緒にいると楽しい。付き合ってほしい」とシンプルに。彼は「クリスマス前とか関係なく、普通に言ってくれるのがいいね」と笑って、そのまま付き合うことになった。何の演出もない普通の日に始まった関係だからこそ、今も普通の日々を大切にできていると彼女は話していました。
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