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結婚前提でも同棲しない選択が幸せを呼ぶ理由

「結婚前提なら同棲するのが当たり前」そんな風潮が広がっている今だからこそ、あえて伝えたいことがあります。実は、同棲せずに結婚したカップルの方が、長期的に見て幸せな結婚生活を送っているケースが意外と多いんです。

私自身、恋愛カウンセラーとして多くのカップルと接してきましたが、最近特に感じるのは「同棲しなかったことで逆に良かった」という声の多さです。世間では同棲を推奨する意見が主流ですが、それって本当にすべてのカップルに当てはまるのでしょうか。

今日は、一般的な常識とは逆の視点から、あえて同棲しない選択がもたらす豊かな関係性についてお話ししたいと思います。

お互いの生活に新鮮さと憧れを残す選択

まず一つ目の視点は、「会えない時間が愛を育てる」という考え方です。

同棲すると確かにお互いの生活習慣を理解できるという意見があります。でも、それって本当にメリットなんでしょうか。実は、相手の生活すべてを知ってしまうことで、恋愛の「ドキドキ感」や「憧れ」が失われてしまうことの方が問題だったりします。

別々に暮らしていると、デートのたびに「今日はどんな話ができるかな」「どんな一日を過ごしてきたのかな」という期待感が生まれます。この期待感こそが、恋愛関係を長く続ける上での大切なスパイスなんです。

結婚前は、相手の「いい部分」を見続けることができる貴重な時間です。朝起きたばかりの姿や、疲れ切って不機嫌な様子、洗濯物の山積みやシンクに溜まった食器…そういった「生活の現実」を見るのは、結婚してからでも十分間に合います。

実際、32歳で結婚したある女性は、5年間の交際期間中一度も同棲せずに結婚しました。「会うたびに彼が新鮮で、デートがいつもワクワクしていました。だから結婚後も、あの恋愛の延長線上にいる感覚があって、今でも夫のことが大好きなんです」と話してくれました。彼女は現在結婚8年目ですが、今でも夫婦関係は良好で、週末のデートを楽しみにしているそうです。

これが、もし同棲していたらどうだったでしょう。きっと結婚前に「家族のような関係」になってしまい、結婚した時点で既に恋愛のピークが過ぎていた可能性があります。

経済的自立が築く対等な関係性

二つ目は、経済的な自立を保つという視点です。

「家賃や光熱費を分担できるから経済的」という意見をよく聞きますが、これには大きな落とし穴があります。経済的に依存し合う関係になってしまうことで、本当の意味での対等なパートナーシップが築けなくなる可能性があるのです。

別々に暮らしていると、それぞれが自分の収入で自分の生活を成り立たせる必要があります。この「経済的自立」は、実は精神的な自立にも繋がっています。「相手がいないと生活できない」という依存関係ではなく、「お互いが独立した存在として、それでも一緒にいたい」という健全な関係を保てるのです。

また、別々に暮らすことで、お金の使い方について深く干渉し合うこともありません。同棲すると「そんなものにお金使うの?」といった価値観の違いからくる小さなストレスが積み重なりがちです。結婚前は、お互いの金銭感覚を完全に把握する必要はないんです。

28歳で結婚したあるカップルは、交際3年間、一度も同棲せずにそれぞれが自分の部屋を持ち続けました。「お互いに経済的に自立していたからこそ、結婚の決断も『生活のため』ではなく『純粋に一緒にいたいから』という理由でできました」と男性は語ります。

彼らは今、結婚後も互いの経済的自立を尊重し合い、それぞれの口座を持ちながら家計を管理しているそうです。「同棲していたら、結婚前から家計を一つにしていて、今のような対等な関係は築けなかったかもしれません」という言葉が印象的でした。

結婚への明確な区切りとコミットメント

三つ目は、結婚を特別なものにするという視点です。

「同棲は結婚へのステップ」という考え方がありますが、実はこれが結婚を曖昧にしてしまう原因になることがあります。同棲していると、既に夫婦のような生活をしているため、結婚する意味や必要性が見えにくくなってしまうのです。

「今のままで十分」「わざわざ籍を入れなくても」そんな考えが生まれやすく、結果として結婚が先延ばしになったり、最悪の場合は結婚しないまま関係が終わってしまうこともあります。

一方、同棲せずに結婚すると、結婚が明確な「新しいステージの始まり」になります。初めて一緒に住む、初めて毎日を共にする、初めて生活を作り上げる…この「初めて」の連続が、結婚生活に特別な意味を与えてくれるのです。

35歳で結婚したある男性は、「同棲しなかったから、結婚が本当に特別な決断になりました。『この人と毎日一緒に暮らす』ということを、覚悟を持って選択できた」と話します。彼は7年間の交際を経て結婚しましたが、その間一度も同棲を考えなかったそうです。

「友人の多くは同棲からずるずると結婚に至っているけど、僕たちは明確に『結婚する』と決めて籍を入れました。だから結婚後も、この選択への責任感と、一緒に暮らせることへの感謝の気持ちがあります」

結婚を曖昧にせず、明確な節目として迎えることで、お互いのコミットメントも強くなります。これは、長い結婚生活を続けていく上での大切な基盤となるのです。

親との信頼関係を守る選択

四つ目は、親との関係性を大切にするという視点です。

確かに、事前に親に報告すれば同棲も理解してもらえるかもしれません。でも、多くの親世代にとって、結婚前の同棲は依然として複雑な感情を抱かせるものです。表向きは理解を示していても、心の中では心配したり、不安を感じていることも少なくありません。

特に女性の親は、娘が「結婚前に同棲する」ことに対して、言葉にしない複雑な思いを抱えていることがあります。「もし上手くいかなかったら」「都合よく使われているのでは」そんな不安が常にあるのです。

同棲しないという選択は、親への配慮でもあります。「結婚してから一緒に暮らす」という伝統的な形を守ることで、親は安心して二人の関係を応援できます。これは決して古い考え方ではなく、大切な家族との信頼関係を守るための賢明な選択なんです。

29歳で結婚したある女性は、「彼との同棲を考えたこともありました。でも、母の顔が浮かんで…結局、結婚するまで別々に暮らすことにしました」と話します。

「結婚式の時、母が『ちゃんとした形で嫁に出せて安心した』と泣いてくれたんです。その言葉を聞いて、同棲しなくて本当によかったと思いました。親の気持ちって、やっぱり大事にしたいですから」

彼女の選択は、自分たちだけでなく、両家の関係性も良好にスタートさせることに繋がりました。結婚後、両親とも良好な関係を保てているそうです。

プライベート空間を持つ豊かさ

五つ目は、自分だけの空間を持ち続けるという視点です。

同棲すると、24時間365日、常に相手がいる生活になります。これが心地よいと感じる人もいれば、実は窮屈さを感じる人も多いのです。人間には「一人になりたい時間」が必要です。趣味に没頭したり、友人と過ごしたり、何も考えずにぼーっとしたり…そういう時間が、心の健康を保つためには大切なんです。

別々に暮らしていると、自分の部屋という「完全にプライベートな空間」を持ち続けられます。デートの後は自分の部屋に帰って、一人の時間でリフレッシュする。この切り替えがあるからこそ、次に会う時も新鮮な気持ちで相手と向き合えるのです。

実際、31歳で結婚した女性は、「同棲しなかったおかげで、交際中ずっと自分の趣味の時間を大切にできました。彼も私も、お互いの時間を尊重し合える関係でいられたんです」と語ります。

彼女は絵を描くことが趣味で、交際中も週末の半日は自分の部屋でキャンバスに向かう時間を大切にしていたそうです。「もし同棲していたら、『また絵を描いてるの?』なんて言われたり、自分でも気を使ったりして、好きなことを続けられなかったかもしれません」

結婚後も、彼女は自分の趣味を大切にしながら、夫との時間も楽しんでいます。「結婚前に自分の時間を持つことの大切さを実感していたから、結婚後もそれを忘れずにいられます」という彼女の言葉は、とても示唆に深いものがありました。

問題解決能力を高める距離感

六つ目は、コミュニケーション能力を育てるという視点です。

同棲していると、何か問題が起きても「まあいいや」と流してしまいがちです。毎日顔を合わせているから、わざわざ話し合わなくても何となく過ごせてしまう…そんな経験はありませんか?

でも、別々に暮らしていると、問題が起きた時にはきちんと向き合って話し合う必要があります。会う時間が限られているからこそ、その時間を大切に使おうとします。不満や疑問があれば、言葉にして伝える。相手の気持ちも聞く。このプロセスが、実は結婚生活に必要なコミュニケーション能力を育ててくれるのです。

26歳で結婚したカップルは、交際2年間、遠距離恋愛を経験しました。「離れていたからこそ、会える時間は本当に大切にしました。ケンカしても次に会えるのは週末だから、電話でちゃんと話し合って解決する習慣がついたんです」と女性は振り返ります。

「同じ家に住んでいたら、きっと『今は疲れてるから』って話し合いを先延ばしにしたり、問題を放置したりしていたと思います。別々に暮らしていたからこそ、コミュニケーションの大切さを学べました」

結婚後も、彼らはその習慣を続けているそうです。問題が起きたら必ず向き合って話し合う。この姿勢が、結婚生活の基盤になっています。

結婚式の特別感を最大限に

最後に、結婚式の意味を深めるという視点です。

同棲してから結婚すると、結婚式は単なる「けじめ」や「親への報告」のようなものになりがちです。でも、同棲せずに結婚する場合、結婚式は本当に「二人の新しい生活の始まり」を祝う特別な日になります。

式が終わって、初めて二人の家に帰る。初めて同じベッドで眠る。初めて朝を迎える…この一つ一つが、かけがえのない思い出になるのです。

33歳で結婚したカップルは、「結婚式の後、初めて二人で家に帰った時の感動は、一生忘れられません」と語ります。「『これから毎日、この人と一緒にいられるんだ』って思ったら、本当に幸せで涙が出ました。同棲していたら、この感動はなかったと思います」

結婚式という特別な日が、本当の意味での「新しいスタート」になる。この経験は、その後の結婚生活にも特別な意味を与え続けてくれます。

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