MENU

嘘を許せるようになったら恋愛がうまくいった話

恋愛相談の記事を読むと、「嘘をつく彼氏とは別れるべき」「正直さこそが信頼の基盤」といったアドバイスで溢れていますよね。確かに、浮気や金銭的な大きな嘘は問題です。でも、すべての嘘を許せないと決めつけてしまうと、実は大切な関係を自ら壊してしまうこともあるんです。

私がお伝えしたいのは、完璧な正直さを求めることの危うさと、小さな嘘を受け入れる寛容さが、むしろ関係を深めるという新しい視点です。実際に、パートナーの嘘を受け入れられるようになってから、驚くほど恋愛が楽になった女性たちがいます。

今回は、従来のアドバイスとは真逆の「嘘を許容する愛の形」について、実例とともにお話しします。

完璧な正直さを求めることの落とし穴

多くの恋愛指南書は「嘘は絶対にダメ」という前提で書かれています。でも、人間関係において完璧な正直さを求めることは、実は相手を追い詰める行為になることもあります。

考えてみてください。私たち自身も、日常生活で小さな嘘をついていませんか。友人に「その服似合うね」と社交辞令を言ったり、疲れているのに「大丈夫」と答えたり。これらは悪意のない、人間関係を円滑にするための優しい嘘です。

恋愛でも同じです。彼氏が「元カノより君の方が可愛い」と言ったり、「君の料理が一番美味しい」と言ったりする。それが100パーセント真実かどうかより、あなたを大切に思う気持ちが込められていることの方が重要ではないでしょうか。

すべての嘘を許さないという姿勢は、相手に完璧を求めることと同じです。そして完璧を求められた人は、息苦しさを感じ、むしろ関係から逃げたくなってしまいます。

嘘を受け入れる寛容さがもたらす3つの効果

嘘を全否定せず、ある程度受け入れる姿勢には、実は深い心理学的な意味があります。

1つ目は、相手の心理的安全性を守ることです。人は誰でも、弱さや失敗を隠したい瞬間があります。仕事でミスをした日、友人と些細なトラブルがあった日。そんな時、すべてを正直に話す義務があると感じると、恋愛関係自体がストレスになってしまいます。

「話したくないこともあっていい」という寛容さがあれば、相手は安心してあなたの側にいられます。そして、本当に話したい時には自然と打ち明けてくれるようになるのです。

2つ目は、信頼のパラドックスです。皮肉なことに、完璧な正直さを求めれば求めるほど、相手は嘘をつきやすくなります。怒られることを恐れて、小さな嘘が大きな嘘に膨らんでいく。でも「多少のことは許す」という姿勢を見せれば、相手は正直に話すハードルが下がるのです。

厳しく追及するより、優しく受け入れる方が、結果的に正直なコミュニケーションが増えるという不思議な現象です。

3つ目は、現実的な関係の構築です。完璧な正直さを求める関係は、理想的に見えて実は脆いものです。いつかボロが出た時、その関係は一気に崩れてしまいます。でも最初から「お互い完璧じゃない」という前提で付き合えば、小さな嘘や隠し事があっても動じない、強い絆が生まれます。

人間臭さを受け入れ合える関係こそが、長続きする秘訣なのです。

嘘を許容する具体的な実践方法

では、具体的にどう実践すればいいのでしょうか。

まず、嘘には種類があることを理解しましょう。浮気や金銭的な大きな嘘は別として、見栄を張る嘘、弱さを隠す嘘、あなたを心配させたくない嘘。これらは悪意からではなく、むしろ関係を守りたい気持ちから生まれることが多いのです。

彼が小さな嘘をついていると気づいても、すぐに問い詰めないこと。「なぜ嘘をつくの?」「信じられない」と責めるのではなく、「話したくないことがあってもいいよ」という姿勢を示してみてください。

そして重要なのは、彼が正直に話してくれた時に、決して責めないことです。「実は今日仕事でミスをして」と打ち明けてくれた時、「だから言ったのに」と責めてしまうと、次から何も話してくれなくなります。代わりに「話してくれてありがとう」と受け止めれば、彼はまた正直に話してくれるようになります。

また、自分自身も完璧である必要はないと理解することです。あなたも時に彼に小さな嘘をついていませんか。本当は疲れているのに「大丈夫」と言ったり、嫉妬しているのに「気にしてない」と言ったり。お互い様だと思えば、相手の小さな嘘にも寛容になれます。

嘘を受け入れて関係が深まった3つの実例

ここで、実際に嘘を許容することで、むしろ関係が良くなった女性たちの体験談をご紹介します。

1つ目は、26歳の看護師の女性の話です。彼氏は営業職で、よく仕事の成果を大げさに話す癖がありました。最初は「また見栄を張って」とイライラしていたそうです。

でもある日、彼が落ち込んでいる時に気づいたことがありました。彼は自分に自信がなく、大きく見せることで自分を保っていたのです。それに気づいてから、彼女は彼の見栄を責めるのをやめました。

代わりに「私はありのままのあなたが好きだよ」と伝え続けたのです。すると不思議なことに、彼は少しずつ見栄を張らなくなっていきました。そして「君の前では弱い自分でいられる」と言ってくれるようになったそうです。

今では結婚を前提に同棲中で、彼女は「あの時、嘘を責め続けていたら、彼は心を閉ざしていたかもしれない」と振り返ります。

2つ目は、32歳の事務職の女性です。彼氏は体調不良や仕事のトラブルをよく隠す人でした。彼女は「どうして正直に言ってくれないの」と何度も責めていました。

でもある時、彼の友人から聞いた言葉で考えが変わります。「彼は君を心配させたくないから言わないんだよ」と。それまで彼女は、嘘をつかれることを裏切りだと感じていましたが、実は彼なりの優しさだったのです。

それからは「無理しないでね」と伝えるだけにして、詮索するのをやめました。すると彼は、本当に辛い時には自分から話してくれるようになったのです。追い詰めないことで、かえって正直になってくれたのです。

今では「お互いの領域を尊重し合える関係が心地いい」と二人とも感じているそうです。

3つ目は、24歳のアパレル勤務の女性です。彼氏は友人との約束を忘れて嘘をついたり、些細なことで言い訳をしたりすることがよくありました。彼女は以前の恋愛で、嘘をつく彼氏と別れた経験があり、今回も厳しく追及していました。

でも友人に「あなた、完璧すぎて息苦しくない?」と言われて、はっとしたそうです。確かに彼女自身も、完璧ではありませんでした。約束を忘れたり、遅刻したり。それなのに彼にだけは完璧を求めていたのです。

そこから彼女は変わりました。小さな嘘や言い訳には目をつぶり、「まあ、そういうこともあるよね」と笑って流すようにしたのです。すると彼もリラックスし、二人の関係がとても楽になりました。

「前の彼氏とは、お互い完璧を求め合って疲れてしまった。今の彼とは、お互いダメなところも受け入れ合えるから長く続いている」と彼女は語ります。

なぜ嘘の許容が現代の恋愛で重要なのか

心理学的に見ても、完璧を求めない関係には意味があります。

まず、人間は本能的に自分を守ろうとします。弱さを見せることは、本能的にリスクを伴う行為です。だからこそ、安全だと感じない相手には本当の自分を見せられません。

嘘を厳しく責める相手には、人は心を開けないのです。でも「多少のことは受け入れてくれる」と感じれば、少しずつ本当の自分を見せてくれるようになります。

また、現代社会は情報過多で、プライバシーの概念も変化しています。すべてを共有することが良い関係だという考えは、実は古い価値観かもしれません。お互いに「話したくないこと」「一人の時間」「秘密の領域」を持つことを認め合う方が、健全な関係だという考え方も広がっています。

さらに、完璧な正直さを求める関係は、相手をコントロールしようとする傾向に繋がることもあります。「すべてを知りたい」「隠し事は許さない」という姿勢は、時に束縛や監視に近くなってしまうのです。

嘘を許容することと無関心は違う

ただし、誤解しないでいただきたいのは、すべての嘘を見逃すべきだという話ではありません。

浮気、金銭的な大きな嘘、あなたの人生に直接影響する重大な隠し事。これらは別問題です。許容すべき嘘と、関係を壊す嘘を見極める必要があります。

許容すべきは、彼のプライドを守るための小さな見栄、弱さを隠すための言い訳、あなたを心配させたくない優しい嘘。これらは悪意がなく、むしろ関係を守ろうとする気持ちから生まれています。

一方、あなたを欺いて利益を得ようとする嘘、二股や浮気を隠す嘘、借金や犯罪を隠す嘘。これらは明確に問題があり、関係の見直しが必要です。

重要なのは、嘘の質を見極める目を持つことです。そして、許容できる範囲の嘘なら、それを責めるより受け入れる寛容さを持つこと。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次