告白で振られた時、あえて感情を出した方がうまくいく
「告白を振られたら、冷静に対応しましょう」「明るく感謝を伝えて、気まずくならないようにしましょう」
恋愛アドバイスでよく聞く言葉ですよね。確かに一理あります。でも、恋愛カウンセラーとして12年間、500人以上の恋愛相談に乗ってきた私は、実は「逆のアプローチ」で成功した人たちをたくさん見てきたんです。
今日は、一般的なアドバイスとは真逆の、でも確実に効果がある方法をお話しします。それは「感情を隠さない」「無理に明るく振る舞わない」「自分を変えない」という、ある意味で勇気のいるアプローチです。
なぜ「感情を隠す」のが逆効果になることがあるのか
一般的には「振られても冷静に、感謝を伝えて明るく」と言われます。でも考えてみてください。本当に好きだった人に振られて、明るく笑えますか。「ありがとう、普通に接しよう」なんて、本心から言えますか。
言えないですよね。それが普通なんです。
28歳の会社員、拓哉さんの話をしましょう。彼は3年間片思いしていた同期の女性に告白しました。答えは「ごめんなさい」。
その瞬間、拓哉さんは涙が溢れてきました。恥ずかしかった。男が泣くなんて。でも止められなかった。
「ごめん、泣くつもりじゃなかった。でも本当に好きだったから。君のことずっと見てた。振られて、すごく悲しい」
彼は正直に、自分の感情を伝えました。無理に笑わなかった。感謝なんて言えなかった。ただ、悲しいって、正直に言った。
すると女性は、驚いた表情の後、優しく言ったんです。
「そんなに想ってくれてたんだ。知らなかった。ごめんね、気づいてあげられなくて」
その日は、そのまま別れました。でも翌週、彼女の方から連絡が来たんです。「この前のこと、考えてた。もう一度会って話せないかな」
結果、2人は付き合い始めました。今では婚約しています。
拓哉さんは言います。「もし無理に明るく振る舞っていたら、彼女は僕の本当の気持ちに気づかなかったと思う。泣いたからこそ、本気だって伝わったんだと思う」
これが「感情を隠さない」ことの力なんです。
感情を素直に表現することが、なぜ効果的なのか
人間は、感情を共有することで深く繋がる生き物です。心理学では「自己開示の返報性」と言って、自分の本当の感情を見せると、相手も本当の感情を見せやすくなるんです。
告白して振られた時、無理に明るく振る舞うと、相手は「あ、そんなに本気じゃなかったんだ」「軽い気持ちだったんだ」って思うかもしれません。
でも、悲しみや落胆を正直に見せると、相手は「こんなに真剣に想ってくれていたんだ」「自分の決断で傷つけてしまった」って、あなたの気持ちの重さを実感します。
そして重要なのは、そこから相手の気持ちが変わることがあるということ。
「この人、本当に私のこと好きだったんだ。もう一度考えてみようかな」
「こんなに真剣に想ってくれる人、他にいないかもしれない」
こういう心の動きが、逆転のきっかけになるんです。
無理に距離を置かない方がうまくいく場合
一般的には「振られたら、しばらく距離を置きましょう」と言われます。でも、あえて距離を置かないという選択肢もあるんです。
25歳のデザイナー、美咲さんの話です。彼女は職場の先輩に告白して、「今は恋愛する気分じゃない」と振られました。
普通なら、気まずくて距離を置くところです。でも美咲さんは、翌日からいつも通り挨拶して、いつも通り仕事の話をして、いつも通りランチに誘いました。
「振られたこと、全然気にしてないよ。先輩は先輩のまま、私は私のまま。それでいいでしょ?」
最初、先輩は戸惑っていました。でも美咲さんがあまりにも自然に接するので、だんだん気まずさが消えていきました。
そして3ヶ月後、先輩の方から「実は、あの時の返事、間違ってたかもしれない。もう一度チャンスもらえないかな」と言ってきたんです。
美咲さんは言います。「距離を置いたら、先輩との関係が終わってた。でも普通に接し続けたから、先輩は私のことを毎日見て、毎日考えて、気持ちが変わったんだと思う」
なぜ距離を置かない方が効果的なのか
距離を置くと、相手はあなたのことを忘れます。人間は「目の前にいないもの」は考えなくなるようにできているんです。
でも、いつも通り接し続けると、相手は毎日あなたのことを意識します。「あれ、振ったのに普通に接してくれる」「この人、本当に優しいな」「一緒にいると楽しいな」
こういう感情が積み重なって、気づいたら好きになっている。これが「距離を置かない戦略」の効果です。
ただし、これには条件があります。相手が明らかに嫌がっている場合や、ストーカーと思われるような行動はNG。あくまで「自然に、いつも通り」接することが大切です。
自分を変えようとしない方が魅力的
「振られたら自分磨きをしましょう」「ジムに通って、ファッションを変えて、生まれ変わりましょう」
これもよく聞くアドバイスです。でも、あえて「自分を変えない」という選択もあるんです。
31歳の営業マン、健太さんは、婚活パーティーで出会った女性に告白して振られました。理由は「タイプじゃない」。
普通なら、自分を変えようとしますよね。髪型を変える、筋トレする、服装を変える。でも健太さんは、何も変えませんでした。
「俺は俺のままでいい。俺を好きになってくれる人を探す」
そして婚活を続けました。ありのままの自分で。そして3ヶ月後、「あなたみたいな人を探してた」という女性と出会い、すぐに意気投合。半年後には結婚しました。
健太さんは言います。「もし無理に自分を変えていたら、本当の自分を好きになってくれる人と出会えなかった。振られたのは、相性が悪かっただけ。俺が悪いわけじゃない」
なぜ自分を変えない方が良いのか
無理に自分を変えると、偽りの自分になってしまいます。そして、その偽りの自分を好きになってもらっても、それは本当の愛じゃないんです。
長期的に見れば、ありのままの自分を愛してくれる人を見つける方が、ずっと幸せです。
もちろん、自己改善は大切です。でもそれは「振られたから」じゃなくて、「自分がなりたいから」やるべきこと。相手のために自分を変えるんじゃなくて、自分のために成長する。その姿勢が、結果的に魅力を生むんです。
再告白を狙わず、完全に次に進む勇気
一般的には「再告白のチャンスを狙いましょう」と言われます。でも、あえて「完全に諦めて次に進む」という選択も、実は逆転を生むことがあるんです。
27歳のOL、彩花さんは、大学時代の先輩に告白して振られました。彼女は3年間、ずっと片思いしていました。
振られた時、彩花さんは泣きました。でも翌日から、きっぱりと気持ちを切り替えました。「もう終わり。次行こう」
彼女は婚活アプリに登録して、積極的に新しい出会いを探し始めました。SNSにも、楽しそうな日々を投稿し続けました。
すると1ヶ月後、振った先輩から連絡が来たんです。「最近楽しそうだね。会えないかな」
彩花さんは、はっきり言いました。「ごめんなさい、もう次に進んでます。良い人と出会ったので」
先輩は驚いて、「実は俺、あの後ずっと後悔してて」と言い始めました。でも彩花さんは、「遅かったですね」と断りました。
彩花さんは言います。「未練を断ち切ったから、本当に良い人と出会えた。もし先輩のことを引きずっていたら、今の彼氏とは出会えなかった。振られたことに感謝してます」
なぜ完全に次に進む方が効果的なのか
人間は「失ったもの」の価値に気づく生き物です。あなたが彼のことを諦めて、楽しそうに新しい人生を歩み始めると、彼は「あれ、俺のこと忘れたんだ」「あの人、本当に良い人だったな」って気づきます。
そして、もう手に入らないと分かった途端、欲しくなる。これが人間の心理です。
でも重要なのは、この時点であなたは既に次に進んでいるということ。だから、たとえ彼が戻ってきても、あなたには選ぶ権利がある。「もう一度チャンスをあげるか」「それとも新しい人との未来を選ぶか」
この「主導権の逆転」が、完全に次に進む戦略の最大のメリットなんです。
泣いてもいい、落ち込んでもいい、それが人間
私自身の経験をお話しします。
私は23歳の時、大学の同級生に告白して振られました。そして恥ずかしながら、人目もはばからず泣きました。カフェで、他のお客さんがいる中で、声を出して泣きました。
「ごめん、恥ずかしい。でも好きだったから。本当に好きだったから」
彼は困った顔をしていました。でも、優しく言ってくれました。「そんなに想ってくれてたんだ。ありがとう。でも、ごめん」
その日はそれで終わりました。私は家に帰って、一晩中泣きました。友達に電話して、愚痴を言いまくりました。SNSにも、暗い投稿をしました。
翌日、彼から連絡が来ました。「昨日のこと、考えてた。もう一度会って話せないかな」
会って話すと、彼は言いました。「君の涙を見て、自分の気持ちに嘘ついてたって気づいた。実は俺も、君のことが好きだった。でも怖くて、認めたくなくて」
私たちは付き合い始めました。そして2年後、別れました。でも後悔はしていません。
あの時、無理に明るく振る舞っていたら、付き合うこともなかった。泣いたからこそ、本当の気持ちが伝わった。そしてたとえ最終的には別れても、あの恋は私の宝物です。
一般的なアドバイスが全て間違っているわけじゃない
ここまで、一般的なアドバイスと逆のことをお話ししてきました。でも誤解しないでください。一般的なアドバイスが全て間違っているわけじゃありません。
状況によります。相手によります。あなたの性格によります。
冷静に対応した方がうまくいく人もいる。距離を置いた方がいい場合もある。自分を変えることで素敵な出会いがある人もいる。
大切なのは、「こうしなきゃいけない」という固定観念に縛られないこと。
あなたが素直に「悲しい」と思ったら、悲しんでいい。「泣きたい」と思ったら、泣いていい。「諦められない」と思ったら、諦めなくていい。逆に「もう次に進みたい」と思ったら、進んでいい。
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