「自己顕示欲が高い男性は避けた方がいい」
恋愛の指南書でも、友人からのアドバイスでも、この言葉を何度聞いたことでしょう。でも、私は恋愛カウンセラーとして8年間、500組以上のカップルを見てきた中で、ある事実に気づいたんです。
実は、自己顕示欲が高い男性と幸せな関係を築いている女性たちには、ある共通点がありました。それは、彼らを「変えよう」とするのではなく、その特性を「活用する」という発想の転換だったのです。
今日は、一般的な常識とは真逆のアプローチで、驚くほど充実した恋愛関係を築いた女性たちの実例をご紹介します。もしかしたら、あなたが今まで「面倒だ」と思っていた彼の特性が、実は最大の武器になるかもしれません。
なぜ世間は自己顕示欲の高い男性を避けるのか
まず、一般的に言われている「自己顕示欲が高い男性との恋愛は大変」という意見を整理してみましょう。
会話がいつも彼中心になる、SNSでの投稿が多すぎる、承認欲求が強すぎて疲れる、自分が脇役にされている気分になる。確かに、そういう側面はあるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。
その「面倒な特性」って、見方を変えたら実は「稀有な才能」だと思いませんか?
逆転の発想:自己顕示欲を「共有資産」として活用する
私のクライアントの一人、35歳の女性の話をさせてください。彼女は以前、「自己顕示欲が低くて控えめな男性」ばかりと付き合っていました。穏やかで優しくて、確かに居心地は良かったそうです。
でも、あるとき気づいたんです。デートのプランも、将来の話も、すべて自分が主導権を握らなければ進まない。相手に「こうしたい」という強い意志がないから、結局すべての決定が自分の肩にかかってくる。それって、本当に楽なのかな、と。
そんな彼女が出会ったのが、SNSのフォロワー数が1万人を超える、典型的な「自己顕示欲の高い男性」でした。
最初は戸惑ったそうです。デートの度に写真を撮られる、レストランも彼のこだわりで決まる、会話も彼の仕事の話が中心。でも彼女は、ある時から発想を変えました。
「この人のエネルギーを、私も一緒に楽しめばいいんだ」と。
結果はどうなったか。彼女は今、彼のSNSに定期的に登場し、二人で行った素敵なレストランの情報をシェアし、彼が企画するイベントにも一緒に参加しています。彼の自己顕示欲が、二人の生活を豊かにするエンジンになったんです。
「以前の私は、レストラン選びも旅行先も、全部自分で調べて決めなきゃいけなかった。でも今の彼は、自分から積極的に『ここ行こう』『これやろう』って提案してくれる。確かに彼の好みが反映されてるけど、私が何もしなくても楽しい時間が約束されてる。こんなに楽なことってある?」
彼女の言葉は、私の価値観を大きく揺さぶりました。
なぜこのアプローチが効果的なのか:心理学的な背景
自己顕示欲が高い男性には、実は恋愛において非常に有利な特性がいくつもあります。
まず、「主導性」です。現代の恋愛では「女性にも決定権を」という風潮が強く、それ自体は素晴らしいことです。でも同時に、「優柔不断な男性」に悩む女性も増えています。何を聞いても「どっちでもいいよ」「君が好きなようにして」と言われ続けるストレス、想像できますか?
自己顕示欲が高い男性は、明確な意思を持っています。「ここに行きたい」「これがしたい」とはっきり言える。リーダーシップがあるんです。
次に、「成長意欲」。自分を良く見せたいという欲求は、裏を返せば「もっと良くなりたい」という向上心の表れです。彼らは停滞を嫌い、常に前進しようとします。それって、人生のパートナーとして、実はとても頼もしい特性ではないでしょうか。
そして「承認力」。彼らは承認を求めるだけでなく、実は承認を与えることも得意なんです。なぜなら、承認の価値を誰よりも理解しているから。適切にコミュニケーションを取れば、彼らはパートナーを心から褒め、認め、応援してくれる存在になります。
具体的な成功事例:3つのケーススタディ
事例1:彼のSNSを「二人のブランディングツール」として活用したケース
30歳の女性と33歳の男性のカップル。彼は自身のビジネスをSNSで発信する、いわゆるインフルエンサータイプでした。
彼女が最初にしたことは、「SNSでの露出を嫌がる」のではなく、「どう映るかを一緒に考える」ことでした。彼の投稿に登場する際、自分もきちんとメイクをし、二人で「どういう雰囲気の写真にする?」と相談する。
すると彼は、彼女を「単なる被写体」ではなく「共同クリエイター」として尊重し始めました。次第に、彼女自身のキャリアについても彼のSNSで紹介され、それがきっかけで彼女の仕事にも良い影響が。
「最初は彼の自己満足かと思ってたSNSが、今では私たちの共有資産になってる。彼のフォロワーさんから、私の仕事について問い合わせが来たこともあるんです」
彼らは今、お互いの活動を高め合う、ビジネスパートナーのような関係も築いています。
事例2:「聞き役に徹する」のをやめて「共演者になる」ことを選んだケース
27歳の女性は、32歳の男性と付き合い始めた当初、「彼の話ばかりで疲れる」と感じていました。彼は自分のキャリアや趣味について熱く語るタイプ。
でも彼女はある日、発想を変えました。「私も同じくらい熱く語ればいいんだ」と。
彼が仕事の話をすれば、彼女も自分の仕事の話を同じボリュームで語る。彼が趣味のサーフィンについて話せば、彼女も自分の趣味のヨガについて熱弁する。最初、彼は戸惑った様子でしたが、次第に目を輝かせて彼女の話に耳を傾けるようになりました。
「自己顕示欲が高い人って、実は情熱的な人の話を聞くのも好きなんですよね。私が遠慮して聞き役に回ってたから、彼も私のことを『情熱がない人』だと思ってたみたい。お互いが主役の会話って、こんなに楽しいんだって気づきました」
今では二人とも、お互いの成功を心から喜び合える関係だそうです。
事例3:彼の「承認欲求」を満たすことで、自分も満たされたケース
26歳の女性と30歳の男性のカップル。彼は常に「すごいでしょ?」「見て見て」と承認を求めるタイプでした。
彼女は最初、「子供みたい」「面倒くさい」と感じていました。でも、試しに徹底的に彼を褒めてみることにしたんです。
「すごいね!」「さすが!」「かっこいい!」を、心を込めて、具体的に伝える。すると不思議なことが起こりました。
彼は次第に落ち着きを見せ、逆に彼女のことを褒め始めたんです。「今日の服、すごく似合ってるね」「君の仕事の進め方、本当に尊敬する」と。
「承認欲求って、満たされると余裕が生まれるんですよね。彼は承認されることで、他人を承認する余裕ができた。今では私の方が、彼にたくさん褒めてもらってます」
心理学では「返報性の原理」と呼ばれる現象ですが、彼女は直感的にそれを理解し、実践したのです。
私自身の失敗と成功:専門家としての気づき
実は私自身も、かつて「自己顕示欲の低い男性」を理想としていました。
25歳の頃付き合っていた彼は、本当に控えめで優しくて、私の話をよく聞いてくれました。でも1年経った頃、私は気づいたんです。彼には「自分の世界」がない。趣味も、夢も、情熱も、すべてが曖昧で、私が質問しても「特にないかな」という答えばかり。
デートプランを立てるのも、将来について考えるのも、すべて私。彼は「君に任せるよ」と言うけれど、それって本当に尊重されてるのか、それとも単に無関心なだけなのか、分からなくなりました。
その関係は、結局私が疲れ果てて終わりました。
その後、28歳で出会った男性は、真逆のタイプでした。自分のキャリアに誇りを持ち、趣味のロードバイクについて熱く語り、SNSでの発信も積極的。正直、最初は「ちょっと自分大好きすぎない?」と引いたんです。
でも、彼と過ごす時間は刺激的でした。彼が選ぶレストランは必ず素敵で、企画する旅行は綿密で楽しく、会話は知的好奇心を刺激された。そして何より、彼は私にも「君はどう思う?」「君の意見を聞かせて」と、しっかり向き合ってくれました。
私が気づいたのは、彼の自己顕示欲は「自己中心的」とは違う、ということ。彼は自分を表現することが好きなだけで、他人の表現も同じくらい尊重する人でした。
「自分を持っている人は、他人が自分を持つことも尊重できる」
この気づきが、私のカウンセリングの軸になりました。
失敗から学んだこと:やってはいけない対応
ただし、自己顕示欲の高い男性との関係で失敗するパターンもあります。私のクライアントの失敗例から学びましょう。
失敗例1:彼を「変えよう」とした女性
29歳の女性は、彼のSNS投稿の多さに耐えられず、「もっと投稿減らせない?」「私たちのことばかり載せないで」と要求し続けました。結果、彼は反発し、関係は悪化。彼にとってSNSは自己表現の場であり、それを否定されることは自分自身を否定されるに等しかったのです。
失敗例2:「聞き役」に徹しすぎた女性
31歳の女性は、彼の話を延々と聞き続け、自分の意見や感情を押し殺しました。すると彼は次第に彼女を「反応の薄い人」と感じ始め、興味を失っていきました。自己顕示欲が高い人は、実は「反応してくれる人」「自分と同じくらい情熱的な人」を求めているのです。
失敗例3:彼の承認欲求を「否定」した女性
24歳の女性は、彼が「すごいでしょ?」と言うたびに「別に普通じゃない?」と冷たく返していました。彼の自己肯定感は徐々に下がり、逆に承認欲求が強まり、他の女性からの「いいね」を求めるようになってしまいました。
成功のカギは「共鳴」と「共創」
では、自己顕示欲の高い男性と幸せな関係を築くには、どうすればいいのでしょうか。
キーワードは「共鳴」と「共創」です。
共鳴とは、彼のエネルギーに自分も乗っかること。彼が何かに夢中になっているとき、「面倒くさい」と思うのではなく、「面白そう」と一緒に楽しむ姿勢です。
共創とは、彼の活動を「彼だけのもの」にするのではなく、「二人のプロジェクト」として参加すること。SNSの投稿も、デートプランも、二人で作り上げる作品だと考えるのです。
そして忘れてはいけないのが、「あなた自身も主役になる」こと。彼の脇役ではなく、もう一人の主役。自己顕示欲の高い人は、同じように輝いている人を尊敬し、惹かれます。
実践的なアドバイス:今日からできること
もしあなたが今、自己顕示欲の高い男性と付き合っているなら、試してほしいことがあります。
まず、彼が何かを達成したとき、心から褒めてみてください。ただ「すごいね」ではなく、「どこがどうすごいのか」を具体的に伝える。彼の承認欲求を満たすことで、彼に心の余裕が生まれます。
次に、あなた自身も熱く語る時間を作ってください。彼が10分話したら、あなたも10分話す。対等な会話を意識するんです。
そして、彼のSNSや活動に、批判的ではなく建設的に関わってみてください。「それいいね!じゃあこうしたらもっと良くなるんじゃない?」と提案する。彼はあなたを「理解者」として認識し、より深い信頼関係が生まれます。
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