MENU

「してあげる」と言う男性に甘えない方が上手くいく理由と実例

スマホの画面越しに「それ、俺がやってあげるよ」というメッセージを見て、あなたはどう感じますか。多くの恋愛指南書では「素直に甘えるべき」「男性の好意を受け取ることが愛情を育む」と教えられていますよね。

でも、私が10年以上恋愛カウンセラーとして数百組のカップルを見てきた中で、実は逆のアプローチで関係が劇的に良くなったケースが数多くあるんです。

今日お伝えしたいのは、「してあげる」という言葉に安易に甘えず、むしろ丁寧に断ることで、より対等で健全な関係が築けるという、意外な真実についてです。

「してあげる」という言葉が持つ違和感

まず、冷静に考えてみてください。「してあげる」という日本語には、どこか上から目線のニュアンスが含まれていませんか。

言語学の観点から見ると、「あげる」という補助動詞は、恩恵を与える側が優位に立っている関係性を暗示します。つまり、「私は与える側、あなたは受け取る側」という力関係を言葉そのものが作り出してしまうんです。

本当に対等で健全な恋愛関係なら、「一緒にやろう」「手伝うよ」という言い方の方が自然ではないでしょうか。

私自身、20代後半で付き合っていた男性から、何かにつけて「俺がやってあげるから」と言われていた時期がありました。最初は「優しい人だな」と思っていたんです。

でも、半年経った頃、ふと気づいたんです。私は彼に何かをお願いしたわけでもないのに、彼は勝手に「してあげる」と言い、私が「ありがとう」と言うことを期待している。そして、私が「自分でやるよ」と言うと、明らかに不機嫌になる。

これって、健全な関係なんだろうかって。

あえて断る勇気が生む対等な関係

ここからが本題です。「してあげる」と言われた時、あえて丁寧に断るという選択肢について考えてみましょう。

断るといっても、冷たく拒否するわけではありません。「ありがとう、でも自分でやってみたいから大丈夫」「気持ちは嬉しいけど、今回は自分でできるよ」と、感謝を示しながらも自立した姿勢を見せるんです。

なぜこれが効果的なのか。理由は3つあります。

1つ目は、依存関係を防ぐこと。男性が「してあげる」ことで満足感を得て、女性がそれに慣れてしまうと、いつの間にか「彼がいないと何もできない」という不健全な依存関係が生まれてしまいます。これは長期的に見ると、お互いの成長を妨げます。

2つ目は、あなた自身の価値を保つこと。何でも「してもらう」女性より、自分でできることは自分でやる自立した女性の方が、実は男性から長期的に尊敬され、大切にされます。

3つ目は、本当に必要な時の「ありがとう」の重みが増すこと。普段から自分でやっているからこそ、本当に困った時に頼られると、男性は「俺が必要とされている」という特別感をより強く感じられるんです。

クライアントの驚きの成功例

32歳の女性のケースをお話しします。彼女には3年付き合っている彼氏がいました。彼は典型的な「してあげる」タイプで、デートプランは全部決める、重い荷物は絶対持たせない、料理も「俺が作ってあげる」と自分がやる。

彼女は最初、それを「優しさ」だと思っていました。でも、だんだん息苦しくなってきたんです。「私、何もできない子供みたいに扱われている気がする」と相談に来られました。

私は彼女にアドバイスしました。「次に『してあげる』と言われたら、感謝しながらも、『今回は自分でやってみたい』と伝えてみてください」と。

最初、彼女は不安そうでした。「彼が傷つかないかな」「関係が悪くなったらどうしよう」って。

でも、実際にやってみると、驚くべき変化が起きたんです。

彼氏が「今日のデートどこ行く?俺が決めてあげるよ」と言った時、彼女は「ありがとう。でも今日は私が行きたいところがあるから、連れて行ってもいい?」と提案しました。

彼は一瞬戸惑いましたが、「え、いいよ。どこ?」と聞いてきました。そして彼女が選んだ美術館デートで、彼は「こういうの好きなんだ。知らなかった」と新鮮な表情を見せたそうです。

その後、彼女が料理を作った時も、彼は「すごく美味しい。君ってこんなに料理できたんだね」と驚き、そこから二人で一緒に料理をする時間が増えました。

彼女は言います。「前は彼に何もかもやってもらって、感謝はしていたけど、どこか息苦しかった。今は対等に、一緒に物事を決めたり、お互いの得意なことを出し合える関係になって、すごく楽しい」と。

そして半年後、彼からのプロポーズ。「君は俺がいなくても一人で生きていける強さがある。でも、一緒にいたいと思ってくれている。それが何より嬉しい」という言葉とともに。

自立した女性の方が長期的に愛される理由

心理学の研究でも明らかになっていますが、健全な恋愛関係には「自立した個人同士の結びつき」が不可欠です。

何でも「してもらう」関係は、短期的には楽かもしれません。でも、長期的に見ると、男性側に負担感が生まれたり、女性側に無力感が育ってしまったりします。

27歳の男性クライアントが、こんなことを言っていました。

「前の彼女は、何でも『やって』『連れてって』って言うタイプでした。最初は頼られて嬉しかったんですけど、だんだん疲れてきたんです。デート場所も全部俺が考えて、料理も俺が作って、予定も全部俺が管理して。『俺って、彼女のお世話係?』って思い始めて」

そして彼は、その彼女と別れて、今の彼女と付き合い始めました。

「今の彼女は、『これやってあげる』って言っても、『ありがとう、でも一緒にやろう』って言うんです。最初は拍子抜けしたんですけど、一緒にやってみると楽しくて。彼女も自分の意見を持っているし、自分でできることは自分でやる。でも、本当に大変な時は素直に『助けて』って言ってくれる。その方が、俺も『守りたい』って自然に思えるんです」

彼の言葉には、深い真実が含まれています。つまり、常に依存されるより、普段は自立していて、本当に必要な時だけ頼られる方が、男性は「守りたい」という気持ちを自然に、そして長く持ち続けられるということです。

私の大失敗から学んだこと

実は、私自身が20代前半で大失敗をしています。

当時付き合っていた彼は、本当によく「してあげる」と言う人でした。「俺が車出してあげる」「俺が予約してあげる」「俺が連絡してあげる」。

私は当時、恋愛経験も浅く、「彼に甘えるのが女の子らしさだ」と思っていたんです。だから、何でも「ありがとう!助かる!」と受け入れていました。

でも、1年経った頃、彼から突然こう言われたんです。

「お前、俺がいないと何にもできないよな。正直、ちょっと疲れたわ」

ショックでした。私は彼が喜ぶと思って甘えていたのに、彼は負担に感じていた。

別れた後、冷静に振り返りました。そして気づいたんです。私は彼の「してあげる」を全部受け入れることで、自分で考える力、決断する力、行動する力を失っていたことに。

そして、彼も「彼女のために何でもしてあげる俺」という役割に疲れ果てていたんだと。

この経験から、私は学びました。健全な恋愛とは、お互いが自立した個人として、対等に支え合う関係なんだと。

バランスの取れた断り方の実践

では、具体的にどう断ればいいのか。ポイントは3つです。

まず、感謝の気持ちは必ず伝えること。「気持ちは嬉しい」「ありがとう」という言葉を最初に置きます。

次に、自分の意思を明確に伝えること。「でも、今回は自分でやってみたい」「自分でできるから大丈夫」とはっきり言います。

最後に、彼の気持ちを尊重する言葉を添えること。「また本当に困った時はお願いするね」「一緒にやるのは嬉しいから、今度一緒にやろう」など。

例えば、「重い荷物持ってあげるよ」と言われたら、「ありがとう。でもこれくらいなら自分で持てるから大丈夫。もっと重い時はお願いするね」と答える。

「デートプラン俺が決めてあげる」と言われたら、「いつもありがとう。今回は私が行きたいところがあるから、一緒に決めない?」と提案する。

このバランスが、対等で健全な関係を作ります。

別のクライアントの劇的変化

35歳の女性のケースも印象的でした。彼女の彼氏は、過保護なまでに「してあげる」タイプ。「君は弱いから俺が守ってあげる」「君には無理だから俺がやってあげる」が口癖でした。

彼女は「大切にされている」と感じる一方で、「私、そんなに無能じゃないんだけど」というモヤモヤも抱えていました。

ある日、彼が「転職の相談も俺がしてあげるから、履歴書見せて」と言った時、彼女は決心しました。

「ありがとう。でも、転職は自分の人生だから、自分で決めたい。もし相談したくなったら、その時はお願いするね」

彼は驚いた様子でした。でも、数日後、彼から「この前は驚いたけど、君の言う通りだと思った。俺、無意識に君を子供扱いしてたかもしれない。ごめん」というメッセージが来たそうです。

そこから、二人の関係は劇的に変わりました。彼は「してあげる」という言葉を使わなくなり、「どう思う?」「一緒に考えよう」と相談するスタイルに。

彼女は言います。「今の方が、彼のことを尊敬できるし、対等なパートナーとして信頼できる。前は優しいけど、どこか父親みたいで恋人としての情熱が薄れていた気がする」と。

本当に頼るべき時の見極め

ここまで読んで、「じゃあ、全部断るべきなの?」と思われたかもしれません。もちろん、そうではありません。

大切なのは、バランスと見極めです。

本当に体調が悪い時、本当に手に負えない重い物、専門知識が必要な時など、助けが必要な時は素直に頼るべきです。

そして、その「本当に必要な時」に頼ることで、あなたの「ありがとう」はより深い意味を持ちます。

29歳の女性クライアントは、普段は自分でできることは全部自分でやるタイプでした。でも、ある日、インフルエンザで高熱を出してしまいました。

彼氏に「本当にごめん、今日だけ助けてほしい」と電話したら、彼は仕事を早退して駆けつけてくれました。買い物をして、おかゆを作って、看病してくれた彼。

後で彼は言ったそうです。「君はいつも自分でやるから、『助けて』って言われた時、本当に必要なんだなって分かった。俺が本当に役に立てる瞬間だって思えた」と。

彼女も「普段自立しているからこそ、本当に困った時に頼れる。そして彼も、特別な時だからこそ、全力で助けてくれる。この関係が心地いい」と言っていました。

男性の「承認欲求」との向き合い方

確かに、男性には「女性を守りたい」「役に立ちたい」という欲求があります。それ自体は否定しません。

でも、その欲求を満たすために、女性が無力なふりをする必要はないんです。

むしろ、自立した女性が「ここだけは助けてほしい」と頼む方が、男性の承認欲求はより深く満たされます。

なぜなら、「誰でもできることを代わりにやってあげる」より、「自立した人が本当に困っている時に力になる」方が、圧倒的に価値があるからです。

33歳の男性クライアントがこう言っていました。

「前の彼女は何でも『やって』って甘えてきて、最初は嬉しかったけど、だんだん当たり前になって、感謝の気持ちも薄れていった。今の彼女は普段は何でも自分でやるけど、たまに『これだけはお願い』って頼んでくる。その時の彼女の『ありがとう』の重みが全然違う。俺、本当に必要とされてるって実感できる」

これが、健全な「頼り方」なんです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次