派遣のまま結婚した私が教える人と逆のことをやる恋愛術

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みんなと同じことして、幸せになれなかった32歳の夏

「まず正社員になってから婚活した方がいいよ」

カフェで友達にそう言われた瞬間、アイスコーヒーのストローを握る手に力が入った。 氷がカランカランと音を立てる。

わかってる。 わかってるけどさ…

32歳、派遣社員8年目、独身。 婚活アプリは3つ登録してて、プロフィールには「安定志向の方希望」なんて書いてた。 自己啓発本は10冊以上読んで、「まずは自分磨き!」って資格の勉強も始めて。

でも、全然うまくいかなかった。

そんな私が今、派遣のまま、年収も上げずに、結婚して幸せに暮らしてる。

「え、どういうこと?」

って思うでしょ?

放送作家として10年、恋愛バラエティ番組を作り続けてきて気づいたことがある。 「みんなと同じことをしてる人は、埋もれる」

逆説的だけど、人生も恋愛も、人と逆のことをやった方がうまくいく時がある。 その理由と、私の実体験を全部話すね。

「スペック至上主義」の婚活で、心が壊れた話

29歳の時、婚活パーティーに初めて参加した。

会場に入った瞬間、空気が重い。 みんな、相手のプロフィールカードを品定めするような目で見てる。

「年収は?」 「職種は?」 「正社員ですか?」

質問がテンプレすぎて、ゾワッとした。

私も必死で取り繕った。 「派遣ですけど、今転職活動中で!将来は正社員になる予定です!」

嘘じゃないけど、本音じゃない。

10回くらいパーティー行って、カップリング成立は2回。 でも、どちらも2回目のデートで終わった。

相手から来たLINE。 「やっぱり将来を考えると、もっと安定した仕事の人の方が…」

スマホを放り投げた。 ベッドに顔を埋めて、声を殺して泣いた。

(私の何がダメなの?私って、スペックでしか判断されないの?)

転機:番組ディレクターに言われた一言

仕事で、恋愛ドキュメンタリー番組を担当してた時のこと。

出演者の一人が、年収300万円のフリーター男性。 相手の女性は、大企業の正社員。

普通に考えたら「釣り合わない」カップル。

でも、収録を重ねるうちに、女性が彼にどんどん惹かれていくのが画面越しでもわかった。

収録後、ディレクターがボソッと言った。

「面白いよね。スペック見たら絶対選ばないはずなのに、本人の魅力で全部ひっくり返る。恋愛って、結局そういうもんなんだよ」

ドキッとした。 心臓の音が、耳の奥で大きく響く。

(あれ?私、逆のことやってない?)

自分のスペックを上げることばかり考えて、「私自身の魅力」を磨くことを忘れてた。

「人と逆のことをやる」恋愛戦略を実践してみた

それから、180度方向転換した。

戦略1:正社員を目指すのをやめた

えっ?って思うでしょ。

でもね、正社員になるために必死で勉強してる時の私、全然楽しそうじゃなかったんだよね。 朝5時起きで資格の勉強して、仕事終わりにスクール通って。

友達との飲み会も断って、趣味の映画鑑賞も我慢して。

で、婚活アプリのプロフィールに「自分磨き頑張ってます!」って書いてた。

…寒くない?(笑)

あの時の私、「将来の自分」を売り込もうとしてて、「今の自分」を否定してた。

だから、思い切って正社員転職の計画を白紙にした。

代わりに始めたのが、

  • 週1で映画館に行く
  • 前からやりたかった陶芸教室に通う
  • 好きな作家の読書会に参加

「え、婚活は?」

って思うでしょ。 でも、これが婚活だったんだよね。

戦略2:婚活アプリのプロフィールを「ダメな部分」も書く正直路線に変更

従来のプロフィール: 「真面目で家庭的です。料理が得意で、休日はカフェ巡りが好きです。将来は温かい家庭を築きたいです」

…誰?(笑)

新しいプロフィール: 「派遣社員で不安定だけど、その分時間の自由があって映画を週2本は観てます。料理は苦手だけど、美味しいお店を探すのは得意。人生計画より、その時々を楽しみたいタイプ」

友達には「そんなの書いたら誰もいいねしないよ」って言われた。

でも、結果は逆。

マッチング数は減ったけど、メッセージのやり取りが続く率が3倍になった。

来るメッセージも変わった。 「僕も映画好きで!最近何観ました?」 「正直なプロフィール、好感持てました」

スペックじゃなくて、「私」に興味持ってくれてる感じ。

戦略3:「婚活」という言葉を使うのをやめた

婚活って、なんか義務感ある言葉じゃない?

「結婚しなきゃ」 「早く相手見つけなきゃ」

そういうプレッシャーが全面に出ちゃって、本来の自分を見失う。

だから、「面白い人と出会えたらいいな」くらいの軽い気持ちに切り替えた。

陶芸教室で隣になった男性(34歳、Web デザイナー、フリーランス)と、 「この土の感触いいですよね」 「わかります!無心になれる感じ」

そんな何気ない会話から始まって、教室終わりにお茶して、映画の話で盛り上がって。

3回目のデートで、彼が言った。

「〇〇さんって、自分の人生楽しんでる感じがして、一緒にいて心地いい」

胸がドクンと高鳴った。 頬が熱くなるのがわかる。

(え、これって…)

なぜ「人と逆のこと」が効果的なのか

放送作家として、何百組ものカップルを取材してきて気づいたことがある。

理由1:差別化できるから

婚活市場って、みんな同じようなプロフィールなんだよね。

「真面目」「家庭的」「安定志向」

これ、言い換えると「無難」「つまらない」「個性がない」。

テレビ番組で、「普通の人」ばかり出演させても視聴率取れないのと同じ。

人は、「他の人とは違う何か」に惹かれる。

私が派遣のまま、正社員を目指さず、趣味を優先する生き方を選んだことで、 「珍しいな」「面白そうな人だな」って思ってもらえた。

理由2:本当の自分で勝負できるから

スペックを盛ったり、理想の自分を演じたりするのって、マジで疲れる。

しかも、それで付き合えたとしても、本当の自分を隠し続けなきゃいけない。

私の夫(当時は彼氏)に、付き合って3ヶ月くらいの時に聞いてみたの。

「なんで私を選んだの?」

彼の答えがこれ。

「君が、自分の人生に正直だったから。派遣でも全然気にしてなくて、やりたいことやってる姿がカッコよかった」

ウソでしょ?って思った。 でも、彼の目は本気だった。

理由3:「余白」が魅力になるから

みんな、スキマなく予定を詰め込もうとするじゃん。

資格の勉強、婚活パーティー、ジム、自己啓発セミナー…

でも、余白がない人って、一緒にいて窮屈なんだよね。

私が正社員への転職をやめて、趣味の時間を増やしたことで、 「この人と一緒に映画観たい」 「陶芸体験、一緒にやってみたい」

って思ってもらえた。

予定がパンパンの人には、「入り込む余地」がない。 でも、余白がある人には、「一緒に何かできそう」って期待感が生まれる。

失敗談:逆張りしすぎて、空回りした時期

正直に言うと、最初はうまくいかなかった。

「人と逆のことをやればいい」って思い込んで、なんでもかんでも逆張りしてた時期がある。

例えば、デートの誘いに対して、 「私、計画立てるの嫌いなんで、当日の気分で決めましょう」 って言ったら、相手に引かれた(笑)

あと、 「結婚とか別にしなくてもいいと思ってて」 って最初のデートで言って、相手が「じゃあなんで婚活アプリ入れてるの?」ってなったり。

逆張りと、ただの天邪鬼は違う。

「自分らしさを大切にする」のと「相手を尊重しない」のは、全然別物。

そこを間違えると、ただの面倒くさい人になっちゃう。

成功の鍵:「戦略的な逆張り」と「本音の一致」

じゃあ、どうすればいいのか。

私が意識したのは、 「世間の常識には逆らうけど、自分の本音には正直」

例えば:

❌ 世間:正社員になるべき → 自分の本音:今の働き方が好き → 戦略:派遣のまま、趣味を充実させる

⭕️ これは本音だからOK

❌ 世間:デートは男性がリードすべき → 自分の本音:本当は行き先決めてほしい → 戦略:「私が決める!」と無理して張り切る

❌ これは本音じゃないからNG

逆張りは、「かっこつけるため」じゃなくて、「自分らしく生きるため」にやるもの。

夫との出会いから結婚まで:予定調和じゃない恋愛の形

陶芸教室で出会った彼(今の夫)。

初デートは、お互いの好きな映画を1本ずつ選んで、映画館をハシゴ。 2本で5時間。 普通のデートじゃない(笑)

でも、めちゃくちゃ楽しかった。

彼はフリーランスのWebデザイナーで、収入は月によってバラバラ。 私は派遣社員。

世間的に見たら、「不安定カップル」。

実際、私の母には、 「大丈夫なの?二人とも不安定で」 って心配された。

でも、彼と話し合って決めたのは、 「お互い、やりたい仕事を続ける。お金は工夫する」

結婚式も挙げなかった。 その分のお金で、二人で1ヶ月間、東南アジアを旅した。

友達には「変わってるね」って言われたけど、 (いいじゃん、私たちの結婚だし) って心の底から思えた。

データが示す「逆張り恋愛」の可能性

番組制作で取材した100組のカップルのうち、「周りに反対された恋愛」をしたカップルの離婚率は、実は一般より低い。

なぜか。

周りに反対される恋愛は、

  • 本人たちが本気で考える
  • 覚悟を持って選ぶ
  • 他人の評価じゃなく、自分の気持ちを大切にする

結果、自分たちで選んだ実感が強くて、関係が長続きする。

逆に、「みんなが良いって言うから」「条件が合うから」で結婚したカップルの方が、後で「こんなはずじゃなかった」ってなりやすい。

今、婚活で悩んでるあなたへ

もしかして、こんなことで悩んでない?

「まず正社員にならないと」 「年収上げないと」 「もっと自分磨きしないと」

それ、本当にあなたがやりたいこと?

もちろん、正社員になりたい、年収上げたいっていうのが本音ならやればいい。

でも、もし「婚活のため」「周りがそう言うから」って理由なら、一度立ち止まってみて。

あなたの魅力は、スペックじゃない。

私が夫に選ばれた理由は、

  • 派遣社員だったから?→ NO
  • 年収が高かったから?→ NO
  • 料理が上手だったから?→ NO(むしろ下手)

じゃあ何?

「自分の人生を楽しんでる姿」 「好きなことに夢中になってる瞬間」 「ありのままの自分でいる自然体」

それが魅力だったって言われた。

具体的なアクションプラン:明日から始められる「逆張り恋愛」

ステップ1:「べき論」を全部書き出してみる

紙に書いてみて。

「私は〇〇すべき」っていうリスト。

例:

  • 正社員になるべき
  • 料理上手になるべき
  • 痩せるべき
  • 貯金を増やすべき

次に、それぞれに「これ、本当に私がやりたいこと?」って問いかける。

「世間がそう言うから」「誰かに言われたから」っていう理由のものは、バツ印。

ステップ2:「本当はやりたいけど、我慢してること」をリストアップ

例:

  • もっと映画観たい
  • 絵を描きたい
  • 一人旅したい
  • 週末はゴロゴロしたい

これ、婚活の武器になるから。

ステップ3:婚活プロフィールを「正直ver.」に書き換える

テンプレ文章を全部消す。

「こう書いたら受けがいい」じゃなくて、 「これが本当の私」を書く。

弱点も書いていい。 むしろ、その方が親近感わく。

ステップ4:「減点法」を「加点法」に変える

相手のプロフィール見る時、 「年収が〇〇以下だからダメ」 「フリーランスだから不安定」

って減点してくない?

逆に、 「この趣味、面白そう」 「この価値観、共感できる」

って加点法で見てみて。

意外な人との出会いが待ってるかも。

2年後の今、派遣のまま幸せに暮らしてる私たち

夫は相変わらずフリーランス。 私も派遣社員のまま。

でも、二人の年収を合わせて550万円くらい。 決して高くないけど、暮らせる。

週末は、二人で陶芸したり、映画観たり、近所の公園でピクニックしたり。

派手じゃないけど、心から「幸せだな」って思える瞬間がたくさんある。

この前、夫がボソッと言った。

「俺たち、周りから見たら変な夫婦かもね」

「でしょうね(笑)」

「でも、これでいいよね」

「うん、これがいい」

手を繋いで、夕焼けを眺めながら。

(あぁ、人と違う道を選んでよかったな)

って、心の底から思えた。

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