定石を疑ってみた37歳の夜
マッチングアプリの攻略記事、読み漁ってた。 「プロフィール写真は盛れ」 「即レス必須」 「相手を褒めろ」
ふむふむ、メモメモ…って、待って。
これ全部やったけど、誰とも続かなかったんですけど?(涙)
37歳の秋、スタバでMacBook開いて恋愛記事を編集してたとき。 ふと、気づいた。
台本通りの恋愛してどうすんの。
「正しい攻略法」で3ヶ月全滅した話
正直に書く。 恥ずかしいけど、全部やった。
プロフィール写真は「SNOWで3割増し」
友達に「誰?笑」って言われるレベルで加工。 目はデカく、肌はツルツル、輪郭シャープに。
結果? マッチング率は上がった。 でも初デートで相手の顔が引きつるのが分かる(あぁ…別人だと思われてる)
2回目のデート、来ない。
メッセージは「5分以内に返信」
相手から来たら、秒で返す。 トイレ行ってても、会議中でも、スマホチラチラ。
ある日、男性から言われた。 「返信早すぎて、逆に怖い」
え…? 頑張ったのに(ガーン)
会話は「相手を立てる」
「すごいですね!」 「さすがです!」 「尊敬します!」
褒めまくった。 本心じゃなくても。
でもね、2週間くらいでメッセージ途切れる。 毎回、同じパターン。
転機:放送作家の私が「台本を捨てた」瞬間
ある番組の収録で、大御所タレントさんが言った。
「台本通りに喋る芸人、つまんないんだよね」
ドキッとした。 心臓が、バクバク…(あれ、これって私の恋愛じゃん)
その日の夜、マッチングアプリ全部消した。
2週間ぼーっとして。 何もしない時間が、妙に心地よかった。
ふと思った。 「逆のことやってみたらどうなるんだろ」
「逆転の発想」で始めた7つの実験
実験①:写真を「ノー加工」にした
勇気いったよ、マジで。 でもある日、撮った。
朝起きて、寝癖直して、薄化粧。 自然光の下、スマホで自撮り。
シミもクマも、そのまま。 笑うと目尻にシワ。
(うわぁ…38歳ってこんな感じなんだ)
アップする手が震えた。 でも、えいやっ!
結果:マッチング数は半分に減った。
でもね。 マッチングした人からのメッセージが変わった。
「写真、素敵ですね。自然体な感じが好きです」
あぁ…初めて「私」を見てもらえてる気がした。
実験②:返信を「その日の気分」で返す
忙しいときは夜。 疲れてるときは次の日。 気が乗らないときは2日後。
ある男性から「返信遅いですね笑」って来た。
ビクッとして、謝ろうとしたけど。 待った。
「仕事してたので!忙しい時期なんです」
正直に返した。
彼の返信:「仕事頑張ってる人、素敵だと思います」
え…怒られないんだ。
実験③:「本音」で会話した
「すごいですね!」じゃなくて。 「へぇ、そうなんだ」
興味ないことは「詳しくないんですよね」 分からないことは「それ何ですか?」
ある日、男性が野球の話を延々としてきた。 前の私なら「すごい!」連発してた。
でも今回は。 「ごめんなさい、野球あんまり…映画の話していいですか?」
ドキドキした。 嫌われるかなって。
彼の返信:「映画好きなんですか?僕も詳しくないけど、おすすめ教えてください」
あ、会話って譲り合うものなんだ。
実験④:プロフィールに「欠点」を書いた
これが一番勇気いった。
【趣味】
Netflix見ながら寝落ち(笑)
【性格】
人見知り激しめ。慣れるまで時間かかります。
【好きなこと】
一人焼肉、一人映画。むしろ一人が好きかも。
書いてて思った。 (これでマッチングする人いないだろうな…)
でも翌日。
メッセージが来た。 「一人焼肉行く女性、初めて見ました。僕も一人行動派なんで、なんか安心しました」
涙が出そうになった。 (やっと、私を見つけてくれた人がいた)
実験⑤:「いいね」を1日3人に絞った
前は1日30人くらい送ってた。 とにかく数打ちゃ当たる作戦。
でも疲れるんだよね… 誰が誰だか分かんなくなるし。
今回は1日3人まで。 プロフィールちゃんと読んで、「この人と話したい」って思った人だけ。
結果:マッチング率は前の3倍になった。
なぜか? たぶん、本気度が伝わったんだと思う。
実験⑥:初デートで「割り勘」提案した
これは賛否あると思うけど。 私はあえてやった。
お会計のとき。 「半分出しますね」
男性、一瞬固まった。 (あ、やっぱダメだったかな…)
でも彼が言った。 「じゃあ、次は僕が全部出しますね」
次、ある前提で話してくれてる…!
実験⑦:2回目のデートを「誘わない」
普通、女性から「また会いたいです!」って言うじゃん? 好印象与えるために。
でも私は黙ってた。 本当に会いたいなら、相手から言ってくるはずだから。
結果? 3人に1人は連絡来なくなった。
でも来た人は、マジで本気の人だった。
「逆のこと」で出会った彼との話
38歳の誕生日、1ヶ月前のこと。
マッチングしたのは、35歳の会社員。 写真は…正直、そんなにイケメンじゃない(笑)
でもプロフィールに書いてあった。 「完璧な人より、ちょっと抜けてる人が好きです」
ピクッと反応した。 (この人、分かってる)
初デート。 待ち合わせ場所に現れた彼を見て思った。
写真より、ちょっと老けてる。 (あ、私と同じだ。加工してないんだ)
カフェで話してたら、彼が言った。
「実は人見知りで…緊張してます」 手、震えてた。
私も正直に。 「私もめちゃくちゃ緊張してます。手汗やばいです」
二人で笑った。 ぎこちなく、でも自然に。
帰り際。 「また会いたいです」
彼から先に言ってくれた。 胸が、ぎゅーっと温かくなった。
なぜ「逆のこと」が効いたのか
放送作家として分析すると、こういうこと。
「情報過多の時代、本物が光る」
みんな同じプロフィール。 同じような写真。 同じような会話。
その中で「素」を出すと、目立つ。
「選ばれる」より「選ぶ」側に立つ
必死にアピールする人より、 自分の軸を持ってる人の方が魅力的。
「完璧じゃない方が、親しみやすい」
人は欠点に共感する。 完璧な人には、近づけない。
「逆のこと」を始める前に知っておいてほしいこと
正直に言う。 これ、誰にでも効くわけじゃない。
マッチング数は減る。 即レスしないと怒る人もいる。 本音言って嫌われることもある。
でもね。
減った数の中に、「本物」がいる。
100人の「なんとなく」より、 1人の「確かに」の方が、ずっと価値がある。
今日からできる「小さな逆転」
いきなり全部変えなくていい。 小さく、始めてみて。
ステップ①:プロフィールに「本音」を1つ追加
「実は〇〇が苦手です」 「△△な性格です」
欠点でいい。 むしろ、そこに共感する人が現れる。
ステップ②:返信を「1時間待つ」
即レスやめて、ちょっと時間置く。 自分の生活を大事にしてるって伝わる。
ステップ③:興味ない話題は「正直に言う」
「詳しくないんですよね」 「実はあんまり…」
嘘の共感より、正直な違いの方が会話が深まる。
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