そのアドバイス、本当に効いてる?
「男性が綺麗と感じる女性の特徴」みたいな記事、読んだことない人いる?
たぶん、ない人のほうが少ないよね。
清潔感、ナチュラルメイク、丁寧な言葉遣い、笑顔、姿勢、肌ケア……ずらっと並んだリストを見て、(よし、全部やる!)って気合い入れて、がんばってみて。
どうだった?
正直に言っていい? 私は、全部試して、全部やって、それでも全然うまくいかなかった。
ぜんっぜんだめだった(笑)。
むしろ「綺麗な人になろう」って意識すればするほど、なんか息が詰まってきて、自分がどこかに消えていく感じ。あれ、私って何が好きだったっけ?って、ある夜ふと鏡を見たら、目がすごく疲れた人の顔してたんだよね。
そこから私、方向を180度変えることにした。
「男性が綺麗と思う条件」を追いかけるのをやめた。
そしたら——正直びっくりするくらい、恋愛が動き始めた。
「綺麗な人の条件」ってそもそも誰が決めた?
巷でよく言われてること、一回整理させて。
「男性は清潔感を最重視する」 「ナチュラルメイクが好まれる」 「細くてスレンダーな体型が理想」 「いつも笑顔で穏やかな性格がいい」 「丁寧な言葉遣いで品がある女性が綺麗に見える」
……うん、知ってる。全部知ってる。
でも待って。これって「男性へのアンケート結果の平均値」なんだよね。
平均値って何かというと、「そこそこ多くの人がそう答えた」ってだけで、「あなたの好きな人がそう思ってる」とは全然別の話。
しかも面白いのが、アンケートで「清潔感が大事」と答えた男性が、実際に付き合ってるのがどんな女性かというと——全然清潔感だけじゃなかったりする(笑)。
もっと言うと。
「自分の好みを言語化できる人間」ってそんなに多くない。
人は「なんとなくこの人が好き」って感覚で動いて、あとから理由を言葉にする。つまりアンケートの答えって、後付けの言語化なんだよね。
だとしたら、その後付けの言葉を一生懸命追いかけても、「なんとなく好き」の感覚には届かない可能性、かなり高くない?
逆張りその1|「ナチュラルメイクより好きな自分の顔」を選ぶ
よく言われる「男性はナチュラルメイクが好き」問題。
これ、半分は本当で、半分は罠だと私は思う。
男性が好きなのは「ナチュラルメイク」じゃなくて、「その人が自信を持っている状態」なんだよ。
(ここ、超大事なとこ)
私はずっとナチュラルメイクが苦手で、ちょっと濃いめのアイラインが好きだった。でも「男ウケしない」って言葉が頭にこびりついて、何年もくすんだような顔で過ごしてた。
あるとき、もうやめた。好きなアイライン引いた。
そしたら街で会った人に「目、綺麗ですね」って言われて——その時の私の心臓の音、我ながらびっくりするくらいうるさかった。
自信があるときって、顔が変わる。正確には、顔じゃなくて「顔の使い方」が変わる。
ナチュラルメイクで自信なさそうにしてる女の子と、好きなメイクで堂々と歩いてる女の子、どっちが「綺麗」に見えるか。
答え、もう出てると思う。
逆張りその2|「笑顔で穏やか」をやめて感情を出す
「いつも笑顔で穏やかな女性が好き」——これも定番中の定番。
でもね、これを真に受けて「いつも機嫌よくいなきゃ」って自分を追い込んでた時期があって。
超ムカついてることでも笑って聞いて、なんかおかしいなと思っても「そうだね〜」って流して。
(あとで一人でぐちゃぐちゃ考えるんだよね、毎回)
そしたらある男の人に言われたんだよ。
「なんか、怖い」って。
えっ?!(笑顔なのに怖い?!)
話を聞いたら、「いつも笑顔すぎて何考えてるかわからない、本当のこと言ってくれてる気がしない」って。
そっか、なるほど。ずっしりきた、この言葉。
「怒ることがある人間」「嫌なときに嫌と言える人」のほうが、信頼される。
ちゃんと感情がある人間だってわかるから。
感情を見せるって、怖いよ。でもね、感情を隠し続けてる人って、長い付き合いの中でどこかガラス越しに見えてくる。
もちろん、ヒステリーになれって話じゃなくて——「ちょっと待って、それは嫌だった」が言えるだけで、関係性の質がガラッと変わる。
ぷつっと何かが切れるくらい我慢して、ある日突然爆発するより、ずっといい。
逆張りその3|「清潔感より、生活感を見せる」
清潔感、大事。そこは否定しない。
でも「生活感ゼロ」を目指しすぎると、逆に人を遠ざけることがある。
これ、私が一番気づくのが遅かった話。
いつもきれいにしてて、家もそれなりに整えて、「すごいね」って言われるのは嬉しかった。でも、なんか近づいてこない人が多くて。
(別に高嶺の花キャラを狙ってたわけじゃないのに…)
ある日、風邪ひいたときに「今日しんどくてご飯作る気力ない」ってぽろっとLINEしたら、「コンビニ行ってこようか?」って言われた。
あのとき感じた、胸のあたりのじんわりした感覚は今でも覚えてる。
完璧な人間って、助けてあげたいと思われにくい。
「この人のそばにいたい」って思わせるのは、綺麗さじゃなくて、人間臭さだったりする。
ちょっとだらしない部分、ちょっと抜けてるところ、頑張ってるけどうまくいかないリアル。
そういうのが、人の心をぐっと引き寄せる。
逆張りその4|「丁寧な言葉遣い」より「その人の言葉」
「品のある言葉遣い」が好かれるって言われてるけど、私が一番失敗したのここ。
丁寧に話そうとして、なんか変に敬語が混じったり、普段使わない言葉を使って、会話がぎこちなくなったり。
相手にとって「なんか話しにくいな」になってたんだと思う。
言葉って、中身より「その人らしさ」のほうが大事。
くだけた言葉でも、きちんと相手のことを思って話してたら伝わる。丁寧な言葉を選んでも、どこか上の空で話してたら、それも伝わる。
「品がある」って、言葉のレベルの話じゃなくて、相手への興味と敬意の問題なんだよね。
だから私は今、わりと素の言葉で話す。たまに「えっそれマジ?」って言うし、笑いすぎて涙出ることもある。
それでも「話しやすい」って言ってもらえることのほうが、ずっと増えた。
逆張りその5|「男性の理想」より「自分の基準」を持つ
これが全部の根っこにある話。
「男性が綺麗と思う女性」を調べてる人の深いところにあるのって、多分これだと思う。
「私は選ばれるに値する人間なのか」
そっちの問いに答えたくて、あのキーワードを検索してる。
違う?
でも正直言って——「男性の理想の綺麗な人リスト」をいくら満たしても、その問いへの答えにはならない。
なぜかというと、それは他人の基準で自分を採点することだから。
他人の基準で合格点を取っても、「私はOKだ」って感覚は、自分の中からしか生まれてこない。
(これ、30代になるまでわかんなかったやつ)
自分が「綺麗だな」と思う女性像を自分で持つこと。自分が「いいな」と思う自分でいること。
そっちのほうが、結果として他人からも「なんかいいな」って思われる。
不思議なようで、これは多分すごくシンプルな仕組み。
「逆」をやっていい、あなたには基準がある
「男性が綺麗と言う女性の条件」を追いかけることを、否定したいわけじゃない。
ケアすることも、清潔感を持つことも、素敵なことだと思う。
ただ、それが「自分らしくあるため」じゃなくて、「誰かに選ばれるため」の我慢になってるとしたら——一回立ち止まってみてほしい。
逆張りって、ただの反抗じゃなくて、「自分に正直でいること」なんだよね。
みんなと同じ方向を向かなくていい。
好きなメイクをしていい。感情を出していい。生活感があっていい。素の言葉で話していい。
その「あなたらしさ」が、誰かにとっての「綺麗」になる。
そういう綺麗さは、リストじゃ作れない。
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