デートの誘いを既読無視されたとき、ほとんどの恋愛アドバイスはこう言います。「追いかけるな」「放置しろ」「次に行け」と。無視されたら諦める、追撃したら惨めになるだけ、既読スルーは答えだから察しろ。確かに、そうやって気持ちを切り替えて次の恋に進んだ女性もたくさんいるでしょう。
でも、私がこれまで取材してきた幸せなカップルの中には、既読無視されても諦めなかった女性たちがいるんです。「追いかけるな」という常識を無視して、むしろ追いかけたからこそ今の幸せがある。そんな逆転劇を見てきました。今日は、あえて世間の常識を覆す視点から、既読無視への対処法について考えてみたいと思います。
まず最初にお伝えしたいのは、「既読無視=興味がない」の逆、「既読無視にも様々な理由がある」という考え方です。
世間では「無視するってことは、もう答えなんだよ」と言われます。確かに、興味がなくなって無視するケースは多いでしょう。でも、すべての既読無視がそうとは限らないんです。
ある29歳の男性から直接聞いた話があります。彼は当時、好きな女性からのデートの誘いを2週間も既読無視していました。理由は「興味がなかった」からではなく、「好きすぎて怖かった」から。彼は過去の恋愛で深く傷ついた経験があり、また同じ思いをするのが怖くて、あえて距離を置いていたそうです。
彼女がもし世間のアドバイス通りに「無視されたから諦めよう」と思っていたら、二人は結ばれていませんでした。でも彼女は諦めなかった。2週間後にもう一度「返事なくても気にしないでね。でも私はあなたと過ごす時間が好きだから、いつでも連絡待ってるよ」とメッセージを送ったそうです。その言葉に彼は救われ、「この人なら信じられるかもしれない」と思えたんだとか。二人は今、結婚3年目です。
既読無視の裏には、興味がないこと以外にも、仕事のストレス、過去のトラウマ、自信のなさ、タイミングの悪さなど、様々な理由が隠れていることがあります。「無視=終わり」と決めつける前に、もう一度だけ可能性を探ってみる価値はあるのかもしれません。
次にお伝えしたいのは、「追いかけるな」の逆、「追いかけてもいい」という選択です。
「追いかければ追いかけるほど惨めになる」というのは、恋愛における鉄則のように言われています。でも、本当にそうでしょうか。追いかけることで、相手に自分の本気度が伝わることもあるんです。
ある27歳の女性は、好きな男性に3回連続でデートを断られました。普通なら諦めるところですが、彼女は4回目の誘いを送りました。「しつこくてごめんね。でも、あなたと過ごす時間がすごく楽しくて、もう一度だけチャンスをもらえないかなって思って」と。
すると彼から「正直、最初は気が乗らなかった。でも、そこまで言ってくれる人は初めてで、ちゃんと向き合わなきゃって思った」と返事が来たそうです。その後デートが実現し、今では交際2年目。彼は後から「あの時諦めてくれなくて本当によかった。俺、自分から好きになるの苦手だから、追いかけてくれる人じゃないと付き合えなかったと思う」と言ってくれたそうです。
追いかけることがなぜ効果的な場合があるのか。それは、「本気で好きなんだ」というメッセージが伝わるからです。世の中には、自分に自信がなくて「こんな俺を好きになるわけない」と思い込んでいる男性が少なくありません。そういう人にとって、諦めずに追いかけてくれる女性の存在は、自分を肯定してくれる救いになることがあるんです。
三つ目は、「すぐに次に行け」の逆、「少し待ってみる」という考え方です。
既読無視されたら、マッチングアプリで即次の人を探すのが正解と言われています。無視する男に費やす時間はゼロにしろと。でも、「次に行く」ことが必ずしも正解とは限りません。
ある31歳の女性は、3回デートした男性に突然既読無視されました。周りからは「もう忘れなよ」と言われましたが、彼女はすぐに次に行く気になれませんでした。かといって何度も連絡するわけでもなく、ただ静かに待っていたそうです。
2ヶ月後、彼から連絡が来ました。「あの時、仕事のことで頭がいっぱいで、誰とも連絡取る余裕がなかった。君のことが嫌いになったわけじゃなかった。今更だけど、また会ってもらえないかな」と。彼女が待っていてくれたことを知った彼は、「普通なら怒って当然なのに、待っていてくれてありがとう」と感謝したそうです。
待つことがなぜ効果的だったのか。人は忙しい時期、精神的に余裕がない時期というものがあります。そんな時に恋愛する余裕がないのは、あなたに魅力がないからではありません。タイミングの問題なんです。「待つ」という選択は、相手の状況を理解し、信じているというメッセージになります。
もちろん、何ヶ月も待ち続ける必要はありません。でも、1〜2ヶ月くらいは様子を見てもいいのではないでしょうか。その間に次の出会いがあればそれでいいし、彼から連絡が来ればそれもいい。「すぐに次」と焦らなくても、恋愛は逃げていきません。
四つ目は、「プライドを保った撤退メッセージを送れ」の逆、「素直に気持ちを伝える」というアプローチです。
よく推奨される撤退メッセージは、「大丈夫そうでよかった!応援してるね」といった、相手のプライドを傷つけず、自分も傷つかないような内容です。確かにスマートかもしれません。でも、本当にそれでいいのでしょうか。
ある26歳の女性は、既読無視されて傷ついた時、「応援してるね」なんて言える心境ではありませんでした。悩んだ末、正直な気持ちを送ることにしました。「返事がないのは、もう興味ないってことなのかな。私はあなたのことすごく好きだったから、正直すごく悲しい。でも、気持ちを伝えないまま終わるのは嫌だから、ちゃんと言っておきたかった」と。
すると彼から返事が来ました。「ごめん、俺が悪かった。ちゃんと向き合わなくて。君がそこまで思ってくれてたなんて知らなかった」と。彼は、彼女が「軽い気持ちで誘ってきてる」と思い込んでいたそうです。本気だと知って、態度が変わったんだとか。二人はその後、きちんと話し合い、今は交際中です。
素直に気持ちを伝えることがなぜ効果的なのか。スマートな撤退メッセージは、確かに自分を守ってくれます。でも、相手に「本気じゃなかったんだな」と思わせてしまうこともあるんです。本気の気持ちを伝えることで、相手の心を動かすことがある。もちろん、それでもダメな場合もあります。でも、「言わなかった後悔」より「言った後悔」の方が、ずっと前に進めるのではないでしょうか。
最後にお伝えしたいのは、「自分磨きをして見返せ」の逆、「見返すためじゃなく自分のために生きる」という考え方です。
既読無視された女性へのアドバイスとして、「自分磨きをして、綺麗になって見返してやれ」というものがあります。確かに、自分磨きは素晴らしいことです。でも、「見返す」ことを目的にしている限り、心のどこかでその人に囚われ続けることになりませんか。
ある33歳の女性は、既読無視された後、最初は「見返してやる」という気持ちでジムに通い始めました。でも、ある時気づいたそうです。「私、まだあの人のことを考えてる。見返したいって思ってる時点で、まだ執着してる」と。
彼女はそこから、「見返す」という目的を捨てました。代わりに、「自分が楽しいから」という理由でジムに通い、「自分が好きだから」という理由で髪型を変え、「自分が成長したいから」という理由で新しい仕事に挑戦しました。
すると不思議なことに、その男性のことを自然と忘れていったそうです。そして、自分を大切にしている姿に惹かれた別の男性と出会い、今は幸せな交際をしています。「見返すため」じゃなく「自分のため」に生きることで、本当の意味で前に進めたんですね。
ここまで読んでくださった方の中には、「結局、追いかけていいの?諦めた方がいいの?」と混乱した方もいるかもしれません。正直に言うと、どちらが正解かは誰にもわかりません。相手によって、状況によって、正解は変わります。
ただ一つ言えるのは、「世間の常識」に縛られすぎないでほしいということです。「追いかけたら惨め」と言われても、追いかけたいなら追いかけてみればいい。「すぐ次に行け」と言われても、待ちたいなら待ってみればいい。あなたの恋愛は、あなたが決めていいんです。
既読無視されて傷ついた心に、追い打ちをかけるような「正解」なんてありません。あなたが納得できる行動を取ること、それが一番大切なことではないでしょうか。
追いかけて上手くいった人もいる。諦めて幸せになった人もいる。どちらも正解なんです。大切なのは、後から「あの時、こうすればよかった」と後悔しないこと。あなたの心に正直に、あなたらしい選択をしてください。
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