「隙を作れば告白される」という定説の落とし穴
「もっと隙を見せなきゃ」「弱いところを見せないと」「完璧すぎる女性は敬遠される」
一度も告白されたことがない女性に向けられる、こうしたアドバイス。あなたも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
でも、ちょっと待ってください。本当にそうでしょうか?
私は恋愛ライターとして15年、1000組以上のカップルの成り立ちを取材してきました。そして気づいたんです。「隙を作って告白された」カップルよりも、「ありのままの自分でいたら、それを理解してくれる人が現れた」カップルの方が、圧倒的に長続きしていることに。
今日は、世間の常識に真っ向から挑む話をします。
「隙を作る」努力をやめた途端に、本当の恋が始まった女性たちの物語です。
なぜ「隙を作れ」というアドバイスは危険なのか
まず考えてほしいのは、「隙を作る」ことの本質です。
これって、結局のところ「本来の自分を偽って、相手に好かれやすい自分を演じる」ということではないでしょうか。わざと弱音を吐く。わざと頼る。わざと「できない自分」を見せる。
でも、そうやって始まった恋愛は、その後どうなるのでしょう?
私が取材した35歳の女性は、こう話していました。
「20代後半のとき、『隙を作れ』というアドバイスを真に受けて、本当は一人で解決できることでも男性に頼るようにしていました。確かに告白はされました。でも、付き合ってから『なんでこんな簡単なことができないの?』『最初はもっとできる子だと思ってた』と言われて。結局、演じ続けるのに疲れて別れました」
これが、「隙を作る戦略」の最大の落とし穴です。
演じた自分で始まった恋は、演じ続けなければ維持できないんです。
自立した女性が「完璧主義」を貫いて成功した理由
では、反対の立場を見てみましょう。
「完璧主義のまま」「自立したまま」「隙を作らないまま」でいた女性たちは、どうなったのか。
実は、彼女たちこそが、最も質の高い恋愛を手に入れていました。
理由1:本当の自分を理解してくれる相手と出会える
30歳のキャリアウーマンの話です。彼女は弁護士として活躍し、仕事もプライベートも完璧にこなしていました。周囲からは「隙がない」「男性が寄ってこないよ」と散々言われていたそうです。
でも、彼女は自分を変えませんでした。
「私は仕事が好き。一人でも楽しく生きられる。それのどこがいけないの? それを否定する男性となら、最初から付き合いたくない」
そう言い切った彼女に、ある日声をかけた男性がいました。同じく弁護士の男性です。
「君の自立した姿勢に惹かれた。一緒にいて、お互いが成長できる関係を築きたい」
そう告白されたそうです。
今、彼らは結婚して5年。共働きで、お互いのキャリアを尊重し合う理想的な関係を築いています。
「もし私が『隙』を作って、弱い自分を演じていたら、今の夫とは出会えなかった。自立した女性を求めている男性もいるんです」
理由2:表面的な男性をフィルタリングできる
もう一つ、重要な視点があります。
「隙がない」「完璧すぎる」と感じて諦める男性は、実は最初からあなたに向いていない男性なんです。
27歳のデザイナーの女性は、こう語っていました。
「以前は『もっと可愛げを出さなきゃ』と思って、わざと困った顔をしたり、『助けて〜』みたいなキャラを演じたりしていました。確かにそういうとき、寄ってくる男性はいました。でも、その人たちって結局、『自分を頼ってくれる女性』が欲しいだけだったんです。私の本当の姿を知ったら、去っていきました」
彼女は演じることをやめました。デザインの仕事に打ち込み、自分の作品を磨き、SNSで発信し続けました。
すると、彼女の作品に惹かれた男性から「作品を見て、あなたの情熱に惹かれました」とメッセージが来たそうです。
今、その男性は彼女のパートナーとして、彼女のクリエイティブな活動を全力で応援しています。
「完璧主義でいることで、表面的な男性は最初から近づいてこない。結果的に、本当に私を理解してくれる人だけが残るんです」
理由3:自己肯定感が高い状態で恋愛できる
これは最も重要なポイントかもしれません。
「隙を作る」「弱音を吐く」「相手に合わせる」という行為は、どこか「自分には価値がない」という前提に立っています。
でも、完璧主義を貫く女性たちは違います。
「私には価値がある。ありのままの私を受け入れてくれる人を待つ」
この自己肯定感の高さが、実は最大の魅力になるんです。
私自身の経験を話させてください。
30代前半のとき、私も「一度も告白されたことがない」ことに悩んでいました。友人からは「もっと女性らしくしなよ」「男性に頼りなよ」と言われ続けました。
でも、私は仕事が好きだったし、一人の時間も充実していた。なぜそれを変えなければいけないのか、腑に落ちませんでした。
そこで決めたんです。「変わらない」と。
結果、確かに告白の数は増えませんでした。でも、質が変わったんです。
私の仕事ぶりを見て、「あなたの情熱が好き」と言ってくれた男性が現れました。今の夫です。
「君は一人でも生きていける強さがある。だからこそ、僕は君と一緒にいたいと思った」
そう言われたとき、「ああ、無理に隙を作らなくてよかった」と心から思いました。
「弱音を吐かない」ことの真の強さ
「弱音を吐けば親近感が湧く」というアドバイスも、よく聞きますよね。
でも、これも本当でしょうか?
32歳の看護師の女性の話を紹介します。
彼女は激務の中でも弱音を吐かず、常に笑顔で患者さんに接していました。同僚からは「もっと辛いって言っていいんだよ」と言われていたそうです。
でも、彼女には信念がありました。
「私は自分の仕事に誇りを持っている。辛いこともあるけど、それ以上にやりがいがある。だから、わざわざ弱音を吐く必要を感じない」
ある日、入院患者の家族だった男性から食事に誘われました。理由を聞くと、
「あなたの強さに惹かれた。どんなときも前向きで、プロフェッショナル。そういう女性と、人生を共に歩みたいと思った」
彼女は今、その男性と婚約しています。
「もし私が、辛い辛いと弱音ばかり吐いていたら、この出会いはなかった。強くいることで、同じように強い心を持った人が惹かれてくるんだと気づきました」
弱音を吐かないことは、決して「感情を閉ざす」ことではありません。
それは、「自分の感情を自分でマネジメントできる大人の女性」であることの証明なんです。
「告白しやすい環境」を作る必要はない理由
「男性が告白しやすいように、フリーアピールをしろ」「好意のサインを出せ」
これもよく聞くアドバイスです。
でも、考えてみてください。
本当にあなたに惹かれている男性なら、あなたが「告白しやすい環境」を作らなくても、勇気を出して告白してくるのではないでしょうか?
28歳のエンジニアの女性は、こんな経験をしています。
「以前は、気になる男性がいたら、『私フリーなんです』アピールをしていました。でも、それで告白してくる男性って、結局『誰でもよかった』タイプが多かったんです。私じゃなくても、フリーで告白しやすそうな女性なら誰でもよかったみたい」
彼女は戦略を変えました。何も演じない。何もアピールしない。ただ、自分の技術を磨き、仕事に打ち込む。
すると、同じプロジェクトの男性エンジニアから、こう告白されたそうです。
「君は全然アピールしないし、むしろ近寄りがたい感じすらある。でも、君のコードを見て、君の考え方を知って、どうしても放っておけなくなった。付き合ってください」
「彼は、私が何もアピールしなくても、私自身を見てくれていた。告白しやすい環境を作らなかったからこそ、本気で私を見てくれる人が残ったんだと思います」
失敗談:隙を作りすぎて失った自分
ここで、私の失敗談も共有します。
20代後半のころ、私は「隙を作る戦略」を実践していました。
わざと重い荷物を持って、男性に「手伝ってもらえますか?」と頼む。本当は一人で行けるのに、「道がわからなくて…」と甘える。仕事で成功しても、「まぐれです」と謙遜する。
確かに、男性からの反応は良くなりました。「可愛い」「守ってあげたい」と言われることも増えました。
でも、虚しかったんです。
なぜなら、彼らが好きなのは「本当の私」じゃなかった。彼らが好きなのは、「頼ってくれる、守るべき対象としての私」だったから。
ある日、デートの最中に思わず仕事の専門的な話をしてしまいました。熱中して、知識を披露してしまったんです。
すると、相手の男性は明らかに引いた顔をして、「思ってたのと違う」と言われました。
その瞬間、気づいたんです。
「私、自分を偽っている」
それから、演じることをやめました。賢い自分も、強い自分も、一人で楽しめる自分も、全部出すようにしました。
結果、一時的に告白の数は減りました。でも、質が劇的に変わったんです。
本当の私を見て、本当の私を好きになってくれる人が現れるようになりました。
完璧主義を貫いて成功する3つのポイント
では、具体的にどうすればいいのか。
私が取材した成功例と、自分の経験から、3つのポイントをまとめました。
ポイント1:自分の「完璧主義」を誇りに思う
まず、自分の強さを否定しないこと。
あなたが自立していること、一人で楽しめること、完璧にこなせること。これらは全て、あなたの魅力です。
「でも、それだと男性が寄ってこない…」
そう思うかもしれません。でも、考えてみてください。「強い女性が苦手」な男性と、無理に付き合う必要がありますか?
26歳の会計士の女性は、こう言っていました。
「私は数字が得意で、論理的に考えるのが好き。以前はそれを隠していたけど、今は堂々と出しています。結果、『君の頭の良さが魅力的』と言ってくれる男性と出会えました」
あなたの完璧主義は、武器です。隠す必要はありません。
ポイント2:「合わない人」を早期にフィルタリングする
隙がないことで近づいてこない男性は、最初からあなたに合わない男性です。
これは、ある意味とても効率的なフィルタリングシステムなんです。
33歳の建築家の女性は、こう語ります。
「私の仕事は、建築という男性が多い業界。最初は『女性らしく』振る舞おうとしていたけど、疲れてやめました。結果、『女性だから』という色眼鏡で見る男性は去り、私のスキルを評価してくれる男性だけが残りました。その中の一人が、今の婚約者です」
合わない人が去ることは、悲しいことではありません。
それは、あなたに本当に合う人のためのスペースを空けることなんです。
ポイント3:「待つ」ことの価値を知る
「告白されやすい環境を作る」のではなく、「本当に理解してくれる人を待つ」
これは、忍耐が必要です。でも、その価値は計り知れません。
29歳の研究者の女性は、6年間恋人がいませんでした。周囲からは「もっと積極的に」「婚活したら?」と言われ続けたそうです。
でも、彼女は焦りませんでした。
「私は研究が好き。この仕事を理解してくれる人がいいし、いないなら一人でもいい」
そして7年目、学会で出会った男性研究者から告白されました。
「君の研究への情熱を見て、惹かれた。一緒に研究人生を歩みたい」
「待った甲斐がありました。もし途中で焦って、妥協して、誰かと付き合っていたら、この出会いはなかった」
待つことは、決して受け身ではありません。
それは、「自分に合う人を見極める」という能動的な選択なんです。
データが語る真実:長続きするカップルの共通点
最後に、データの話をしましょう。
私が取材した1000組のカップルのうち、10年以上関係が続いているカップルには、ある共通点がありました。
「お互いが、相手の本当の姿を知った上で付き合い始めている」
つまり、どちらかが演じて始まった関係ではなく、ありのままの自分で始まった関係ほど、長続きしているんです。
「隙を作って告白された」カップルの5年後継続率:約35%
「ありのままでいて告白された」カップルの5年後継続率:約78%
この差は、歴然としています。
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