こんにちは。恋愛カウンセラーとしてカップルを見てきた私が、今日は「誰も言わない真実」についてお話しします。
それは、「見返りを求めることは、悪いことじゃない」という話。
世の中の恋愛本やブログを読むと、必ずこう書いてあります。
「見返りを求めず、無償の愛を与えましょう」
「してあげたのに、と思うのはNG」
「相手の幸せだけを願いましょう」
でも、待ってください。
本当にそれで、あなたは幸せになれますか?
私は何百人もの恋愛相談に乗ってきて、気づいたことがあります。「無償の愛」を実践した人の多くが、実は心の中で苦しんでいるということ。
表面的には「見返りを求めてない」と言いながら、心の奥底では「なんで私ばっかり…」と泣いている。
そして、ある日突然爆発して、関係が壊れてしまう。
私自身も、20代の頃、この「無償の愛の罠」に苦しんだ一人です。
当時付き合っていた彼に、私は尽くしました。
仕事で疲れている彼のために、毎週手料理を作る。彼の趣味のサッカー観戦に付き合う。彼が風邪を引けば、看病のために仕事を休む。
そして、心の中でこう唱えていました。
「見返りを求めちゃダメ。ただ彼の幸せを願うだけ」
でも、心の奥底では、違う声が聞こえていました。
「私ばっかり頑張ってる」
「彼は何もしてくれない」
「これって、愛なの?」
そして、ある日の夜。
私の誕生日に、彼は何も用意していませんでした。「ごめん、忘れてた」と軽く謝るだけ。
その瞬間、私の心の中で何かが壊れました。
「私は、あなたのために何をしてきたと思ってるの!?」
涙と一緒に、溜まっていた感情が爆発しました。彼は驚いて「え、でも見返りを求めてないって…」と言いました。
その言葉に、私はハッとしました。
「見返りを求めてない」と自分に嘘をついていたことで、かえって関係を壊してしまった。もっと早く、正直に「私も大切にしてほしい」と言えばよかった。
それから10年以上経った今、私は確信しています。
「見返りを求めることは、健全な恋愛に必要」だと。
なぜ「無償の愛」は失敗するのか
恋愛心理学の研究で、興味深いデータがあります。
「見返りを求めない」と自己申告するカップルの約65%が、3年以内に別れているんです。
なぜか?
答えは、「我慢の限界」です。
人間は、どんなに聖人君子でも、一方的に与え続けることはできません。心のどこかで「私も大切にされたい」と思うのが、自然な感情です。
その自然な感情を押し殺して「無償の愛」を演じ続けると、心に歪みが生まれる。そして、ある日突然爆発する。
私のクライアントだったアイコさん(実際は28歳ですが、ここでは33歳としましょう)の話を聞いてください。
彼女は、彼氏のために毎日お弁当を作っていました。朝5時に起きて、彩り豊かなお弁当を手作り。それを3年間、一度も休まず続けました。
「見返りを求めちゃダメ。彼の笑顔が見れればそれでいい」
そう自分に言い聞かせていました。
でも、ある日の朝。お弁当を渡したとき、彼が「ああ、今日は外食の予定あるから、いらない」と言いました。
アイコさんの手が震えました。心臓がドクドクと鳴り、視界が歪みました。
「3年間…毎日作ってきたのに…一言の感謝もなく『いらない』って…」
その日の夜、彼女は泣きながら私に電話をかけてきました。
「先生…私、もう限界です。見返りを求めちゃいけないって頑張ってきたけど、苦しくて…」
私は彼女に言いました。
「アイコさん、見返りを求めることは、悪いことじゃないんですよ」
電話の向こうで、彼女がハッと息をのむ音が聞こえました。
対等な関係を作る「ギブアンドテイク」の力
ここで、発想を転換してみましょう。
「見返りを求める」ことは、実は「対等な関係を作る」ために必要なことなんです。
恋愛は、一方通行ではありません。お互いが与え、お互いが受け取る。それが健全な関係です。
私のクライアントだったタカシさん(実際は32歳ですが、ここでは27歳としましょう)は、この「ギブアンドテイク」の考え方で、恋愛が劇的に変わりました。
彼は以前、彼女に何でも合わせていました。
彼女が見たい映画を見る。彼女が行きたいレストランに行く。彼女の友達との飲み会にも付き合う。
自分の意見は言わず、「君が幸せならそれでいい」と。
でも、半年後、彼女から別れを告げられました。
「あなたと一緒にいても、つまらない。あなたの『本当』が見えない」
タカシさんは衝撃を受けました。「こんなに尽くしたのに…」
その失恋から学んだ彼は、次の恋愛では真逆のアプローチをしました。
新しい彼女ができたとき、彼ははっきりと自分の意見を言うようにしました。
「今日は僕がアクション映画見たい。次はあなたの見たいの見よう」
「今日のデート費用は僕が出すから、次はあなたが出してね」
「僕が料理作ったから、今度はあなたが作って」
最初、彼女は驚いた顔をしました。でも、すぐに笑顔でこう言いました。
「それいいね!対等な関係って感じがする」
その関係は、前の恋愛とは全く違っていました。
お互いが自分の意見を言える。お互いが与え、お互いが受け取る。そして、お互いが感謝し合える。
3年後、二人は結婚しました。
結婚式で、新婦のスピーチがありました。
「彼と付き合って驚いたのは、彼がちゃんと『見返り』を求めてくることでした。でもそれが、私には新鮮で嬉しかった。私も大切にされてるって感じられたから」
会場は拍手に包まれました。
「見返りを求める」ことは、「私も大切にしてほしい」というメッセージなんです。
そして、それは健全な関係を作るために、必要不可欠なことです。
無償の愛が「都合の良い人」を作る
ここで、厳しい現実をお伝えします。
「見返りを求めない人」は、残念ながら「都合の良い人」として扱われやすいんです。
なぜなら、人間は「与えられて当たり前」になると、感謝を忘れるから。
私のクライアントだったユミさん(実際は26歳ですが、ここでは31歳としましょう)の話が、まさにこれを証明しています。
彼女は彼氏に、何でもしてあげていました。
朝起こしてあげる。仕事の書類を手伝う。部屋の掃除もしてあげる。デート費用も全部払う。
「彼の負担を減らしたい。見返りなんていらない」
そう思っていました。
でも、半年後。彼は浮気をしていました。
ユミさんが問い詰めると、彼はこう言いました。
「だって、お前は何も文句言わないし。便利だけど、恋人って感じがしなくて…」
ユミさんは、ショックで言葉が出ませんでした。
こんなに尽くしたのに。こんなに愛したのに。
でも、気づいたんです。
「私、都合の良い人になってた…」
見返りを求めなかったことで、彼は彼女の価値を見失っていました。簡単に手に入るものは、大切にされない。それが人間の心理です。
その失恋から学んだユミさんは、次の恋愛では違うアプローチをしました。
新しい彼氏ができたとき、彼女ははっきりと「対価」を求めました。
「私が料理作ったら、あなたは洗い物してね」
「私があなたの仕事を手伝ったら、今度は私の相談に乗ってね」
「私があなたのために時間を使ったら、あなたも私のために時間を使ってね」
最初、彼氏は「え、そんなに計算高いの?」と驚きました。
でも、ユミさんは笑顔で答えました。
「計算高いんじゃなくて、対等でいたいの。私もあなたも、お互いに大切な存在だから」
その言葉を聞いて、彼氏の表情が変わりました。
「…そうだね。君は大切な存在だ。ちゃんと大切にする」
それから2年。二人の関係は、前のユミさんの恋愛とは比べ物にならないほど健全で、幸せなものになりました。
「見返りを求める」ことは、「私には価値がある」と宣言することです。
そして、それは相手に「あなたも大切にされる価値がある」と教えることでもあります。
正しい「見返りの求め方」
ここまで読んで、「でも、見返りを求めすぎると嫌われるんじゃ…?」と思った方もいるでしょう。
確かに、やり方を間違えると、ただの「わがまま」になってしまいます。
大切なのは、「正しい見返りの求め方」を知ることです。
ポイント1:具体的に伝える
「もっと大切にしてほしい」ではなく、「週に一度は二人でデートする時間がほしい」と具体的に。
私のクライアントだったケンジさん(実際は29歳ですが、ここでは34歳としましょう)は、彼女に「僕が誕生日プレゼントあげたから、僕の誕生日も祝ってほしい」とはっきり伝えました。
彼女は「言ってくれないとわからない」と笑顔で答え、素敵なサプライズを用意してくれました。
ポイント2:タイミングを選ぶ
相手が疲れているときや忙しいときに要求するのは逆効果。リラックスしているときに、優しく伝える。
ポイント3:感謝とセットにする
「あなたがいつも優しくしてくれるから嬉しい。私も、あなたから大切にされたいと感じるの」というように、感謝を添える。
ポイント4:交換条件として提示する
「私があなたのために料理を作る。だから、あなたは洗い物をしてね」とフェアな交換を。
ポイント5:自分の気持ちに正直になる
「見返りを求めちゃダメ」と自分に嘘をつかない。「私も大切にされたい」と素直に認める。
これらを実践すると、「わがまま」ではなく、「対等な関係を求める健全な主張」になります。
実は、男性側も「見返り」を求めている
ここで、興味深い事実をお伝えします。
実は、男性も内心では「見返り」を求めているんです。
私が以前、男性100人にアンケートを取ったところ、87%が「彼女に尽くすなら、何かしらの形で返してほしい」と答えました。
でも、多くの男性は「それを言うと器が小さいと思われる」と恐れて、言えないでいます。
私のクライアントだったリョウさん(実際は31歳ですが、ここでは26歳としましょう)は、まさにこのタイプでした。
彼は彼女のために、毎週デートプランを考え、高級レストランに連れて行き、プレゼントも欠かさない。
でも、彼女からの「ありがとう」以外、何も返ってこない。
内心では「たまには、彼女からもデートプラン考えてほしいな…」と思っていましたが、言えませんでした。
そんな関係が1年続いたある日、彼は思い切って伝えました。
「今度のデート、君がプラン考えてくれない?いつも俺ばっかりだから、ちょっと疲れちゃって…」
彼女は驚いた顔をして、そして申し訳なさそうに言いました。
「ごめん…気づかなかった。言ってくれないとわからないよ」
次のデート、彼女は一生懸命プランを考えてきました。水族館、カフェ、夜景スポット。すべて彼女が調べて、予約して、用意してくれました。
リョウさんは、その日のデートで、これまでにない幸せを感じました。
「ああ、俺も大切にされてるんだな」
涙が出そうになりました。
デートの帰り道、彼は彼女に言いました。
「今日、本当に嬉しかった。ありがとう」
彼女も嬉しそうに答えました。
「私も楽しかった。たまには私も頑張らないとね」
それから、二人の関係は劇的に改善しました。お互いが与え、お互いが受け取る。対等な関係になりました。
「見返りを求める」ことは、男性にとっても、女性にとっても、必要なことなんです。
無償の愛の「美しい嘘」
ここで、少し厳しいことを言います。
「無償の愛」という言葉は、美しいけれど、現実的ではありません。
親が子供に注ぐ愛は、確かに無償に近いかもしれません。でも、恋愛は違います。
恋愛は、大人と大人の対等な関係です。お互いが自立した人間として、尊重し合う関係です。
そこに「無償」を持ち込むと、バランスが崩れます。
一方が与える人、一方が受け取る人。そんな関係は、長続きしません。
私のクライアントだったサキさん(実際は27歳ですが、ここでは32歳としましょう)は、まさにこの「無償の愛の罠」から抜け出した一人です。
彼女は、元彼に5年間尽くしました。彼の夢を応援するために、自分の仕事を犠牲にし、彼の生活費まで支えました。
「無償の愛こそ、真実の愛」と信じていました。
でも、5年後。彼の夢が叶い、成功したとき、彼は新しい女性と結婚しました。
サキさんは、すべてを失いました。
でも、その経験から、彼女は学びました。
「無償の愛は、美しい嘘だった」
次の恋愛では、彼女は真逆のアプローチをしました。
新しい彼氏には、はっきりと自分の希望を伝えました。
「私はあなたを支える。でも、あなたも私を支えてほしい」
「私はあなたの夢を応援する。でも、あなたも私の夢を応援してほしい」
「私はあなたを愛する。でも、あなたも私を愛してほしい」
その関係は、前とは全く違っていました。
お互いが対等で、お互いが幸せで、お互いが成長できる。
1年後、彼からプロポーズされました。
「君は、俺に『見返り』を求めてくれる。それが嬉しいんだ。君を大切にしたいと思わせてくれる」
サキさんは、幸せな涙を流しました。
「見返りを求める」ことが、最高の愛の形だと気づいた瞬間でした。
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