恋愛の教科書を読むと、必ず出てくるアドバイスがありますよね。「都合のいい女になってはいけない」「すぐに会いに行ってはダメ」「尽くしすぎないで」「自分を安売りしないで」…。
確かに、それは正しいアドバイスです。多くの女性を救ってきた大切な教訓でしょう。
でも、ちょっと待ってください。
私は長年恋愛相談を受けてきて、ある興味深い事実に気づいたんです。世間で「都合のいい女」と言われる行動をあえてとり続けて、むしろ幸せな結婚に至った女性たちがいる、という事実に。
今日は、そんな彼女たちの物語をお話ししたいと思います。一般的なアドバイスとは真逆かもしれませんが、恋愛に絶対的な正解なんてないんです。あなたの恋愛観を少し広げるきっかけになれば嬉しいです。
まず最初に言っておきますが、これは「誰にでも都合のいい女になりなさい」という話ではありません。相手を見極める目と、自分の気持ちに正直である勇気を持った上で、あえて「一般的には避けるべき」とされる行動を選んだ女性たちの話です。
では、具体的にどんな考え方があるのか見ていきましょう。
「呼ばれたらすぐ行く」という誠実さ
恋愛本では必ず「呼ばれてすぐ行くな」「駆け引きをしろ」と書いてあります。でも、ある視点から見ると、これは全く逆の意味を持つんです。
すぐに会いに行くという行動は、相手への誠実さと積極性の表現でもあるんです。「あなたと一緒にいたい」という気持ちを素直に行動で示す。これって、実は非常に誠実なコミュニケーションなんですよね。
駆け引きをしないということは、嘘をつかないということ。会いたいのに「予定がある」と嘘をつくより、素直に「会いたいから行くね」と言える関係性。これは、長期的に見ると信頼関係の土台になります。
なぜこれが効果的なのか。それは、相手が「誠実な人」を求めているタイプだった場合、駆け引きは逆効果になるからです。真面目で誠実な男性ほど、女性の駆け引きを「信用できない」と感じることがあります。
実際に、32歳の女性の話を聞いてください。彼女は5年間お付き合いした彼と結婚しましたが、交際中ずっと「会いたいと言われたらできるだけ会いに行く」というスタンスを貫いたそうです。
周りの友人からは「もっと焦らした方がいい」「すぐ行ったら軽く見られるよ」と言われ続けました。でも彼女は「私は会いたいから行く。それが自然だから」と答えていました。
彼は後に、プロポーズの時にこう言ったそうです。「君はいつも素直で嘘がない。それが一番信頼できた。駆け引きする女性は怖かったけど、君は安心できた」と。
彼女が選んだのは「駆け引きをしない誠実さ」でした。それが、誠実さを何より大切にする男性の心を掴んだんです。
「尽くす」ことの本当の価値
「尽くしすぎるな」「母親になるな」というアドバイスもよく聞きますよね。でも、本当に相手を想っての行動は、実は最高の愛情表現なんです。
問題なのは「尽くす」ことではなく、「見返りを期待する」ことや「自分を犠牲にする」ことなんです。心から喜んでやっていることなら、それは都合のいい女ではなく、愛情深い女性です。
料理を作ってあげる、体調を気遣う、仕事の相談に乗る…これらは、本来とても美しい行為です。それを「やってあげてるのに」という気持ちでやるから問題になるだけで、純粋な愛情からくる行動なら、相手の心に深く刻まれます。
29歳の女性は、お付き合いしていた彼のために、仕事で疲れている時もお弁当を作り続けました。友人からは「そこまでする必要ない」「彼が当たり前だと思うようになるよ」と言われました。
でも彼女は「私が作りたいから作ってる。彼が喜んでくれるのが嬉しいから」と言っていました。見返りを求めていなかったんです。
3年後、彼は彼女にプロポーズしました。「君がいつも僕のことを想ってくれていたこと、全部覚えてる。疲れてても笑顔でお弁当を渡してくれた君の優しさを、一生忘れない。君みたいに心の優しい人と結婚したい」と。
彼女の「尽くす」行動は、義務感からではなく純粋な愛情から来ていました。だからこそ、相手もそれを「重い」とは感じず、「愛されている」と感じたんです。
即レスすることの意味
「連絡は即レスするな」「少し焦らせろ」というテクニックもありますよね。でも、即レスって実はとても大切なコミュニケーションスキルなんです。
ビジネスでもプライベートでも、連絡が早い人は「信頼できる人」として評価されます。これは恋愛でも同じです。即レスできるということは、相手を大切に思っている証拠。相手の時間を尊重している証拠なんです。
「駆け引きで遅らせる」より「素直に返す」方が、長期的な信頼関係を築けることがあります。特に、誠実さを重視する男性には、こちらの方が響きます。
26歳の女性は、気になる男性からの連絡にいつも即レスしていました。「もっと時間置いた方がいい」と友人に言われましたが、「私、連絡来たら嬉しいからすぐ返しちゃう」と言っていました。
半年後、彼から告白された時に言われた言葉が印象的でした。「君はいつも誠実で、連絡もちゃんとくれる。安心できるし、信頼できる。そういう人と一緒にいたいと思った」と。
彼は過去に、駆け引きばかりする女性と付き合って疲れた経験があったそうです。だからこそ、素直にコミュニケーションを取ってくれる彼女の姿勢が、何よりも魅力的に映ったんです。
柔軟性という強み
「彼の予定に合わせすぎるな」「自分の予定を優先しろ」というアドバイスもあります。でも、相手の予定に柔軟に合わせられることは、実は大人の対応力なんです。
自分の予定を無理に主張するより、お互いに調整し合える関係の方が、長続きすることがあります。特に忙しい男性とのお付き合いでは、柔軟性は大きな武器になります。
ただし、ここで大切なのは「嫌々合わせる」のではなく、「相手のことを考えて調整できる自分」を誇りに思えるかどうかです。
35歳の女性は、医師の彼と交際していました。彼のシフトは不規則で、デートの予定もよく変更になりました。友人からは「あなたばかり合わせてるじゃない」と言われましたが、彼女は「忙しい中で時間を作ってくれてるのがわかるから、私も調整したい」と答えていました。
2年後、彼は彼女にプロポーズしました。「君はいつも僕の仕事を理解して、柔軟に対応してくれた。そういう思いやりのある人と家庭を築きたい」と。
彼女の柔軟性は「都合がいい」からではなく、「相手の状況を理解し、思いやる力」から来ていました。それが、忙しい男性には何よりも大切なパートナーの資質として映ったんです。
素直さという武器
「自分の意見を言え」「NOと言える女になれ」というアドバイスもよく聞きます。でも、相手の意見を尊重し、素直に受け入れることも、一つの美徳なんです。
何でも反論する、自己主張ばかりするより、相手の良いところを認めて受け入れられる女性の方が、男性は一緒にいて楽だと感じることがあります。
もちろん、自分の大切な価値観を曲げる必要はありません。でも、どうでもいいことまで主張する必要もないんです。「この人といると心地いい」と思ってもらえることが、関係を深めることもあるんです。
27歳の女性は、彼の提案をよく受け入れるタイプでした。「デートどこ行く?」と聞かれて「どこでもいいよ、あなたが選んで」と答えることが多かったそうです。
友人からは「自分の意見言わないと、つまらない女だと思われるよ」と言われました。でも彼女は「私、本当にどこでも楽しいから。彼が選んだ場所で楽しい時間を過ごせればいい」と思っていました。
1年後、彼から「君といるとすごく楽。文句も言わないし、いつも笑顔で楽しんでくれる。そういう女性と結婚したい」と言われ、婚約したそうです。
彼女の「素直さ」は、無理して合わせているのではなく、本当に「相手といれば楽しい」という気持ちから来ていました。それが相手に伝わったんです。
深夜でも会いに行く勇気
「深夜の呼び出しに応じるな」というのは鉄則ですよね。でも、相手が本当に困っている時、辛い時に駆けつけることは、信頼関係を深める大きなチャンスでもあるんです。
問題なのは「体目当て」の呼び出しに応じることであって、相手が本当に助けを必要としている時に力になることは、むしろ素晴らしいことです。
30歳の女性は、付き合っていた彼から深夜に「話を聞いてほしい」と連絡がきた時、すぐに会いに行きました。友人には「行っちゃダメ」と止められましたが、彼の声が辛そうだったので、直感を信じて行ったそうです。
彼は仕事で大きなミスをして、誰にも相談できず苦しんでいました。彼女は朝まで話を聞き、励まし続けました。
それから2年後、彼はプロポーズの時にこう言いました。「あの夜、君が来てくれたことは一生忘れない。本当に辛い時に側にいてくれた君となら、どんな困難も乗り越えられる」と。
彼女は「都合のいい女」の行動を選んだのではなく、「大切な人が苦しんでいる時に力になる」という選択をしたんです。それが、揺るぎない信頼関係を築きました。
見返りを求めない愛
結局のところ、「都合のいい女」と「愛情深い女性」の違いは何でしょうか。
それは「見返りを求めるか否か」「自分を犠牲にしているか否か」なんです。
心から喜んでやっていること、相手のために何かしたいという純粋な気持ちから来る行動なら、それは決して「都合がいい」わけではありません。
「これだけやってあげてるのに」「こんなに尽くしてるのに」という気持ちがあるなら、それはやめた方がいい。でも「やりたいからやる」「嬉しいからやる」なら、それは美しい愛情表現です。
28歳の女性は、遠距離恋愛中の彼のために、毎週末新幹線で会いに行っていました。周りからは「彼も来させなよ」「あなたばっか行ってる」と言われました。
でも彼女は「私の方が時間に融通が利くし、彼の住んでる街を知りたいから行くのが楽しい」と言っていました。義務感ではなく、本当に楽しんでいたんです。
3年後、彼は彼女の街に転職して、プロポーズしました。「君がいつも来てくれたこと、本当に感謝してる。今度は僕が君のそばにいる番だ」と。
彼女の行動は「都合がいい」からではなく、「愛情」から来ていました。それが相手に伝わり、彼も同じように彼女を大切に思うようになったんです。
相手を見極める目
ここまで読んで、「じゃあ都合のいい女になってもいいの?」と思った方がいるかもしれません。
違います。大切なのは「相手を見極める目」なんです。
ここで紹介した女性たちに共通しているのは、相手が「誠実な人」「自分を大切にしてくれる人」だったということです。彼女たちは、その見極めができていたんです。
相手が体目当てだったり、本当に都合よく使おうとしている人なら、すぐに離れるべきです。でも、相手が誠実で、ただ不器用だったり忙しかったりするだけなら、こちらから歩み寄ることで関係が深まることもあるんです。
見極めるポイントは以下の通りです。
相手があなたの気持ちを尊重してくれるか。あなたが何かしてあげた時、感謝の言葉があるか。あなたのことを友人や家族に紹介してくれるか。将来の話を真剣にしてくれるか。あなたが困った時、助けてくれるか。
これらが「YES」なら、あなたの愛情は相手に届いています。でも「NO」が多いなら、残念ながらその相手は選ぶべきではありません。
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